物語第一章・学校編
第七節~資格と刺客~ Bパート
「隆平・・・何故お前達はここにいる?
俺体の居場所を探ったにしても、動いて居たら分かりずらいはずだ。」
「ああ・・・それか。
俺達もとある奴の情報でそちらの残り二人が目覚めたときいてな。
こちらかもう一方の細道を通らないと雪山 千春の家には付けないからな。」
(情報屋・・・?)
相手の情報屋とは誰か?のちに分かるだろうと思い、紅葉と鞠は気にしなかったが、この人物が後のキー人物になる事をこの時は知る由もなかった。
「って事は俺達に差し向けられた刺客はお前らって事か・・・」
「ああ!俺直々に相手してやるんだ!
ありがたく思いやがれ!」
二人の間の殺気の層がまた一段と濃くなってきて、その場にいるのも嫌になるほどだった・・・
「行くぞ!」
「かかってきなぁ!」
~~~雪山家~~~
「白箕・・・いい加減千春を・・・」
「・・・そうだな・・・」
まだブラックオーラを出し、落ち込んでいる千春。
オベルガもお手上げの様だ。
「千、千春?おーい?大丈夫かー?」
「妖架君や白箕君は良いよね・・・才能合ってさ・・・どうせ私は・・・クスン・・・」
「・・・駄目だこりゃ・・・」
白箕も妖架もお手上げの様だ。
その時・・・千春が突然立ち上がり、こちらに駆け寄ってきた。
「彼方達にオーラの資格が有るか・・・確かめてあげるわ!」
「はぁ!?いきなり何だッてんだよ!?」
「・・・」
突然の言葉に戸惑う妖架と白箕。
問答無用でつづけようとする千春。
「お、落ち着け!資格って、何するんだよ!」
「二人とも、いまから1時間以内に自分の武器を作りなさい!」
「・・・マジでか・・・」
突然の申し出にさしもの二人も戸惑いを見せる。
(武器を何するかは決まってるけど・・・まだまだ時間が居るぜ・・・クソッ・・・)
(何にしようかな・・・)
二人が頭を抱えているのを見ると、千春は少し嬉しそうに笑って居た・・・
最終更新:2009年05月16日 14:49