―――廻ル世界―――二分の一話

『修行を始める。』
その言葉から私の新しい生活は始まった。
世界を創るには想像力、集中力が必要らしく、修行といっても最初は林檎の皮むきや小さな複雑な模様を写し取るようなことをしていた。
どちらも集中力を鍛えるのが目的らしく、想像力はどうするのかと聞いたらそれはどうしようもない、といわれた。
想像力は幼いころから養っていくものだから今から鍛えるのは難しいらしい。
それと、一年して気づいた事だけど、この空間に来てからと体の成長スピードが極端に遅い。。
身長などがここに来たときとほとんど変わっていなかった。
私は2年目にして漸く世界を創ることに成功した。
大地は・・・ソレを見届けると、
「また、会おうな。」
という言葉を残して消えた。
急激に心細さが出てきたため、すぐに世界を創り、前はそこで暮らしていた。
私が世界を創ることに成功して身体の年齢10歳年をとった。その間の出来事を、話そう。
今から話す世界は―――前の世界にはありえなかった、架空の生物が住み着く世界の、物語。

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最終更新:2009年06月17日 18:04
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