ピクミン完結への道 第12章 オニヨンの正体

「また一日が始まる・・・」
そう呟き探査9日目が始まった。今のところ巨大な森での発見は少ない、もしかしたら新種のピクミンに合えるかもしれない
さあ一体今日は何が起こるのだろうか・・・

「オリマー君気づいたのじゃが、別行動はどうじゃ?」

「別行動・・・ですか?」
社長から思いもよらぬ言葉が出てきた、一般人なら考えられない言葉だが・・・
社長は、この星に2度来ている、もう大丈夫なのか?

「しかし、危険性が」

「大丈夫じゃよ、こっちもそっちも2人じゃ」

「そうですか」
今は社長に任せるか、
「では、社長は洞窟探査というわけで、1つ洞窟が残っているのでそちらを」

「おう、わかった任せておけ」

  •  ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

「ロプ、君はオニヨンを何だと思う?」

「オニヨンですか?・・・ピクミンの母体?」

「そうだよな・・・しかしどうも気になることがいろいろとある」

「なんですか?」

「オニヨンは、ただ単に母体とは思えない
私たちの危険を察知し、ピクミンを連れてきた、呼吸もしている機械ではない・・・
一部のピクミンにしかいなかったこともある・・・
ピクミンの母体なら、ピクミンが命令を聞くのでは、しかしいつも命令を聞いている訳ではないし。
なにか特別な関係がありそうだ。ただ単に母体ではなく・・・」

「確かにそうですね、オニヨン自体、知的生命体っぽいですし・・・」

「オニヨンが成長したピクミンだとしたら?」

「そうれは・・・」

「そうか、だがオニヨンにも種があるんだぞ」

「種ですか、んー」

「謎は深まるばかりか」
やはりピクミンの謎を解明するには、しばらく時間がかかりそうだ・・・

ーーーーーーーーー社長・ルーイーーーーーーーーーーーー

「ルーイ君、ここの洞窟はやたらと殺気があるぞ」

「・・・」

「・・・」
ルーイ君にも困ったものだ、無口だから頭がいいと思ったが・・・いろいろと謎だ

「それにしても、赤40紅15緑15空5の隊列でいいのか?」

「・・・」

「ルーイ君?」
するとルーイ君は、頭をうなずいた、ようやく私の言うことを聞いてくれたのか、
それにしても5年前のルーイ君と違ったルーイ君に見える、たくましくなったというか・・・


するといきなりルーイ君が私をつかみ走り出す

一体どうしたんじゃ? 言おうとしてもいえない状態だった、体がほとんど引きずられている状態じゃ
こんな老体でこんな状態で言葉は出せないに決まってる、一体どうしたんじゃルーイ君は・・


そのわけを知るにはそれほど時間はかからなかった、目を瞑っていくわしの目に映ったのは、殺気の正体・・・
赤い頭を持った、蛇鳥・・・

「あいつじゃ・・・あいつがきたのじゃ・・・」

目を瞑った瞬間意識が遠のいた・・・

ーーーーーーーーーオリマー・ロプーーーーーーーーーーー

「駄目だ・・・」
考えては、矛盾し考えては、却下される・・・今までどれほどの説を考えたか、いずれもどこかに問題がある
やはり私とロプでは、オニヨンの正体を解き明かせないのか?
無力感に襲われる、どうしたものか・・・

「オリマーさん大丈夫ですって、またいつでも考えられるじゃないですか?」

「そうか・・・ロプいつ頼みがある、オニヨンとピクミンの共通点を言ってくれ・・・」
一つの説が脳裏をよぎった、これなら可能性があるかもしれない、どれほど進化しても、
同じ種族なら共通点を持っているかもしれない・・・

「共通点ですか・・・」

「私も考えるから頼む」
ロプと一緒に考えることにした、ロプの意見も合わせると
仲間である、半動半植物、生物、花の形が同じ、種類によって同じ色、
これぐらいだろうか、意外と多い、ここで私が考えた説をロプに言うことにした

「ロプ、オニヨンがピクミンだったとしたらどうする?」

「え?そんなことって・・・」

「例えば、稀に雄のピクミンと雌のピクミンが生まれたとする、そして受精か受粉かするだろう
 そして種が出来る」

「それが・・」

「オニヨンだ、そして芽が出て、オニヨンは自力で生まれる、そして芽を一つ生む、それが仲間を増やす」

「そんなことって・・・」

「だが、そうかもしれないぞ、私が忘れもしない5年前のこの惑星を見たときの最後の光景そこには、いろいろなオニヨンが飛んでいた
 その数は30ぐらいか、さらに同じ種類のオニヨンが何体もいた。さらに新種の紫と白が現れたときにオニヨンはなく
 だが、その次の探査の時には紫と白のオニヨンがあったのだ。」

「じゃあ、確かに可能性はありますね、しかしポンガシグサは、?」

「それなんだが、種類を増やすためのピクミンの進化の中心形態ではないか?
 例えば、赤ピクミンが水に入れるよう進化するため、突然変異を起こし、太り栄養をとり地面にもぐるそして巨大化した
 花を地面からだし、入ってきたピクミンのDNAを変化させ、自分がなった色のピクミンの花を咲かす」

「そんなことってあるのでしょうか、」

「あくまで仮説だ、だが私的にはそんな感じがするのだ」
これが私の説、ロプは却下するだろうか

「それには賛成です」

「ロプ・・・」
思いもよらぬ言葉が帰ってきた、

ーーーーーーーーーー社長・ルーイーーーーーーーーーーー

「・・・社長・・・」

「ルーイ君・・・君が私の声をかけたのいつ以来だろうか」
ルーイ君がわしに最後に声をかけたのは、探査2日目かな、だがそれ以前は入社時か、あの悲劇の引き金となった運送の前か
それほどルーイ君とは話をしていなかったか
それよりもだ、わしを引きずりまわしてここはどこなんだ

「ルーイ君、わしの体は、もう老体だぞ少しはゆっくり走らんか」

「ゆっくり・・・走り・・・じゃない」

「そうか・・・」
しかし妙だななぜルーイ君はこんなに話すのだろうか、それと何故地下7階にそれに生物は・・・

「奥・・・青・・・巨大」

「奥に青い巨大なものが?なんじゃ?」
生物かお宝か?

「・・・」

「肝心なところで・・・」
ルーイ君らしいのだろうか、まあとにかくその青い巨大なものを見に行くか・・・

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最終更新:2009年10月20日 17:19
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