----- 青ピ区 -----
「やっと着いたーー!」
「山道って意外と険しいんだなっぽー」
3人の声が、村に響いていた。だが平和のところにも魔王により悲劇が起こっていた…
「貴方達は旅人かい?お願いがあるんですけどね、向こうに見える火山があるじゃないですか?あの中の火山のボスが夜村を襲うときがあるのです」
「ん…また困ったもんだな」
「あたい達が進む場所には、悲劇ありか…あは~ん」
「どこかの名探偵じゃないんだから…」
1人さびしく、ぼけてみたが誰も反応をしてくれない。どうやらセテヅスとうっほは、相当疲れているらしい。
俺という最強のイケメンのボケにもついてくれないのだからかなりの重傷だ。
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「まあとにかく、火山のボスを倒しに行けばいいんだな?カルノス?」
「んじゃ、倒せばどうなる?カルノス?」
「火山暑いんだろ?カルノス?」
「んじゃ…」
「てめぇらいい加減に黙って俺についてこいや!」
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----- 火山 -----
「世界を救うって言ったのはどこの誰だよお二人さん」
「だって、火山なんて…あはーん」
「火山なんて行きたくないよぽっぽー」
カルノスは面倒くさがり屋の2人を後ろに先頭に立ち、暑い火山の中を進んでいた…
左右には溶岩が流れており、普通に人ではとてもじゃないが立てる場所ではなかった。
そして突然左右の溶岩の中から、敵が現れ3人目掛けて飛び出してくる。
そしていつも通り戦闘が始まる…
- ・ ・ フレイム フレイム フレイム が現れた ・ ・ ・
カルノスの攻撃 インフィニティー
「敵うぜぇええ」 敵全体に23ダメージ
うっほの攻撃 聖獣召喚
「松岡修造!もっと熱くなれよぉぉおお!」 味方全員の攻撃力アップ
セテヅスの攻撃 メタゼ
「鋼の重さ体で感じろ!」 敵全体に15ダメージ
戦闘に勝利した!
経験地を120ポイントゲットした
カルノスのレベルが5に上がった
セテヅスのレベルが5に上がった
「カルノス…やっぱりあたいは世界を救いに行く存在なんだ」
「ようやく分かったのかよ…赤ピ区で一緒に行くっていたのは誰だよ」
「カルノス俺もだ。俺もいないとなっぽー」
「そうなんだけどそのぽっぽーをどうにかしてくれ」
話をしながら歩いていると3人は、怪しげな場所へとたどり着いた。他の場所とは少し不陰気が違う場所だ。
向こう側に見える広場に向かって3人は気づかずに進んでいた。
「ん?」
なんだ?あの場所だけ少し不陰気が違う…なにか居るのか?
「どうしたカルノス?」
「いやあそこの噴火口なんだが」
カルノスがセテヅスの質問に答えよう使用とした瞬間突然3人の目の前が真っ暗になり、お互いの位置を確認できなくなっていた。
地面は揺れ、一気にカルノス達が立っている地面の温度が上がった。何かが起こる前兆でもあった…
「どうなってる!?」
声を出してもお互いに返事はなかった、次第にうっほだけ離れて行ってしまった。
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地面が揺れ終わったときに既に暗闇は消えたが、うっほ一人がいなかった。
「うっほーーー!何処だーーー!」
「うっほ何処行ったんだ?まったく」
2人が声を上げても、返事はなかった。
だが2人は仲間を見つける前に、出会ってはいけない敵に出会ってしまった。2人が望んでいなかった存在だ。
「カルノスーセテヅスここだよ!」
2人の目に映ったのは、火山のボスに捕まっているうっほだった。
どうやら、暗闇の中で捕まってしまったらしい…
仲間に会えた安心した2人だが、それに反対し目の前の敵と戦う不安が襲ってきた。
「やるしかないのか…」
今までの強敵といえば、上流の竜だけだがこいつは一体どういう存在なのだ?
火山のボスも2人の存在がどういう存在に気づいたのか、雄叫びを張り上げ2人を威嚇し始めた…
だがカルノスとセテヅスにとっては、そんなもの威嚇にはなっていなかった…
2人が睨み付けてる、存在が再び雄叫びを張り上げ2人に襲って来た。
カルノスの攻撃 デスベリアルデスピア
「新技発動!」 サラマンダーに22ダメージ
セテヅスの攻撃 メタガ
「鋼の重さ感じろ…」 サラマンダーに12ダメージ
サラマンダーの攻撃 ビッグボルケーノ カルノスに20ダメージ セテヅスに25ダメージ
カルノスの攻撃 ターメリック
「俺の最強の技」 サラマンダーに27ダメージ
セテヅスの攻撃 ディプ
「そろそろやばいな」 セテヅスの防御が大きく上がった
サラマンダーの攻撃 ビッグボルケーノ カルノスに19ダメージ セテヅスに19ダメージ
「やばいやばい…」
「セテヅス大丈夫か?」
セテヅスの鋼の体に相手の炎技は効果が抜群だ…回復薬のうっほがいなければ、セテヅスの体力は回復しない…
「お困りのようだね」
突然カルノスたちに喋り掛けてくる存在がいた。バトルの最中だがカルノスは後ろを振り向く
「俺は人識って言うんだけど、困ってるなら手助けするよ!だが世の中はそんなに甘くはないんだよねぇ、俺に500Gくれ」
「んな…まあ仕方がない頼む!」
人識がどういう存在かは知らないがここは、常識で考えて人数が多いほうがいい、ここは人識と一緒に戦わないと
カルノスの攻撃 ノーマル
「俺のペンさばき見てみろ!」 サラマンダーに20ダメージ
セテヅスの攻撃 サブマシンガン
「俺の技術見せてやる!」 サラマンダーに25ダメージ
人識の攻撃 チユゼ
「これで痛くない」 味方全員の体力が23回復
サラマンダーは身をまもっている
「はいフラグ立ったー」
「カルノスだっけ?その言い方やめて…痛い」
カルノスの攻撃 ターメリック
「これで最後だ!」
戦闘に勝利した!
経験地を350ポイントゲットした
カルノスのレベルが6に上がった フォノゼを覚えた
セテヅスのレベルが6に上がった ディプゼを覚えた
2人は真っ先にうっほへと近寄り、お互いに生還を喜び合う。2人と1人に分かれていた3人は再び3人メンバーになることが出来た。
しかし3人メンバーが崩されるときが来た、悪い意味ではなくいい意味でだ。
2人の戦いを見て、人識が何かを感じた。自分はただ単に助っ人、だが何かを感じたのだ。バトルに参加したのはわずか1ターンだったが何かを感じたのだ…
「カルノスだっけ?なにをしてるんだ?こんな火山まで来て」
人識の声に気づいて、カルノスだけでなく3人とも振り向く。そして人識が喋る
「火山まで来てサラマンダまで倒して、何か目的があるんだろ?俺も手伝わせてくれ!」
「人識…だが大変なことなんだぞ」
「わかってる何も言わないから…」
「…」
まさか知らない人まで一緒に行くと言うなんて思いもしなかった…みんな俺のイケメンに釣られ過ぎだぜ…
カルノスは確認するように、うっほとセテヅスを見る。2人は当たり前のようにカルノスを見る。
全員考えるようなことは同じらしい。
「よろしく頼む!」
「ありがとう…こちらこそ」
2人は強く手を握り合った。この瞬間人識は仲間になり、カルノスたちは新たなる一歩を踏み出したのだ。
最終更新:2009年11月29日 11:40