カルノスクエスト 第八章 砂漠という罠

黄ピ区へと帰った来た6人は、ここで別れることになり。いつもの4人は紫ピ区への道を考えていた。

「紫ピ区ならこの砂漠を越えれば行けますよ」

湖星とあきぼーは、少し残念そうに紫ピ区への道を4人に伝える
4人と2人はお互いに別れの言葉を交し合い湖星とあきぼーは、4人に期待をしながら自分達がいるべき場所へと歩いて行った…
だが途中で足を止めお互いに目を合わせる…
カルノス達もそれを不思議そうに見、数秒が経つ。湖星とあきぼーがお互いに笑顔を見せた後頷き、カルノス達がいる場所へと走る。

「カルノスさん!」

「ぼく達を仲間にしてください!」

4人は2人から予想だにしていなかった、言葉を聞く事になった。子供2人が、その言葉を発したのだ。
お礼がしたい、まだまだ楽しいことをしたいと口からその言葉を発し、4人と一緒に旅へと付いて行った…

「ふふふ…ボクが居にゃいと砂漠を越えられにゃいのに馬鹿だニャー」

誰かがその言葉を言ったが、6人の耳へとは届いていなかった…6人は砂漠へ足を踏み入れた。


----- 砂漠 -----


数分後あきぼーが異変を感じる…いつもの砂漠では無いというのだ

「なにか居るよこれ…」

セテヅスがお約束なのかその言葉を言う、6人の周りだけ砂の量が多いのだ。
まるで砂自体が生きていて6人を砂の中へと引き擦り込もうとしているかの様に…
セテヅスがそれに気づき、足をさりげなく上げ砂に足を踏み込んだ瞬間にそこに砂が集まり始めた…

「やばい…なんか居る!皆!黄ピ区まで走れ!」

「なんだよセテヅス!?どうしたんだ?」

「死にたくなかったら走れって言ってるんだよ!」

セテヅスは黄ピ区へと足を向け全速力で走り出した。だが踏み込んだ場所に砂が集まる…だんだんと走る速度が遅くなって砂に埋まり始まる…
それに気づいた5人は自分達が踏み込んでいる場所が何なのか分かった…

「ぎゃーーあたい達が踏んでる砂が生きてるーー!」

砂漠にうっほの叫び声が響き渡る…続いてカルノス、セテヅス、人識、あきぼー、湖星の叫び声も…

  •  ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

カルノスが目を開けたところそこは黄ピ区の中の小屋だった…
カルノス以外の5人も目を開け、自分達の記憶の中で数分前に起きたことを探り出す…
しかし誰も数分前のことを思い出すことができないでいた。人指し指をでこに付けたまま、下を向き10分経っていた。
10分後誰かが扉を開け中に入ってくる…

「お!6人とみょ起きたのか!よきゃったよきゃった!」

「あなたは誰ですか?」

「ん?ボクはロイヤルメラルーだにゃ!そういえば君達馬鹿だにゃ、あの砂漠にボクなしで行くにゃんて」

ロイヤルメラルーと名乗ってきた直立歩行している猫が6人にその言葉を発した。
自分なしで砂漠に行ったことを馬鹿だと6人に語りだした。6人は自分達が体験した数分前の出来事を思い出した…
それは砂に飲み込まれたこと。6人は同時に両手でポンと音を立てた後、再びロイヤルメラルーの言葉の意味を考え始めた。
再び人差し指をでこにつけ下を向き考え始める…ロイヤルメラルーはそれを笑顔で見守る。

「わからにゃいようだにゃ…ボクが言ってるのはだにゃ…」

ロイヤルメラルーが再び6人に語りだした…

  •  ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 

----- 砂漠 -----

「つまり、君がいないとこの砂漠は越えられないと?」

「そうだにゃ」

数十分後6人の姿はロイヤルメラルーとともに砂漠の上にいた。
彼が言うには、ここを越えるためには、自分がいないといけないらしい…
そして6人はそのロイヤルメラルーを先頭に数十分前に自分達が飲み込まれた砂の上を歩いていた。
そして再び、6人に数十分前とまったく同じ現象が起きる。

「ぎゃー!またあたい達襲われてるーー!」

「だから僕が必要にゃんだってびゃ」

ロイヤルメラルーの顔が笑顔から突然、真剣な顔になる…そして腕を体の横に出しそして勢いよく腕を横に動かす。
すると砂嵐が起き、砂が巻き上がり砂の半分が7人の目の前から消える…

「風を操る力があるからできるんだにゃ」

ロイヤルメラルーは6人へと振り返り、その言葉を言い再び足を動かし始めた…
後方にいた6人は、驚きを隠せない顔で地面を見ていた…そして我に返ったのか、ロイヤルメラルーに追いつくために走り出した。

  •  ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 

----- 紫ピ区 -----

「ここが紫ピ区だにゃ」

「お前意外とできるんだな…」

ロイヤルメラルーは6人に褒められたのか、少し照れながら顔を上げる…

「面白そうだにゃ…ボクを一緒に連れて行ってほしいにゃ」

笑っていた6人の顔が突然驚いた顔になる、特にカルノスはすでにこの経験を6回もしている驚きを隠せない。

「だけど…これはそんじゃそこらの遊びじゃないんだぞ?」

「別にいいにゃ!ボクはついていくにゃ!」

カルノスはしばらく下を向き、答えを出したのか、頭を上げる…そして手を前に出す
これが示すものは一つだけだった

「よろしく頼む!」

一方そのころ、小屋の二階から少年が7人のことを見つめていた…

「あいつらなら…」

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2009年12月14日 19:57
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。