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ドクトル諸島は、Nervil Ocean最北部に存在する島嶼群である。
目次
設定
国旗 |
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国の標語 |
我ら叡智によって凍土を拓かん |
国歌 |
「祖国よ、汝はいと星霜重ねり」 |
国花 |
チョウノスケソウ |
公用語 |
ドクトル語 |
元首 |
ファーレラント皇帝ヴィクトリア2世 |
首班 |
エリザベート・ヘレネ・バークタイン首相 |
首都 |
ニヴルハウン(Niflhavn) |
最大都市 |
ニヴルハウン |
面積 |
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総人口 |
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公式略称 |
ドクトル |
英語国名 |
Doctor Islands |
通貨 |
ドクトル・フィーネ |
地理・気候
ネルヴィルオーシャンの島々の中でも北極圏近くに存在する島嶼群。火山性の土壌であまり肥沃ではない。
高緯度な上霧が多発するため夏でも15度を上回ることは稀であり、そのため耕作には全く適していない。
しかし海洋性でかつ沖合を暖流が流れるため冬でも-5度を下回ることがなく、そのために同緯度上では最も人口密度が高い。
また、オーロラや極夜などの極域特有の現象も多く観測される。
夏には濃霧に覆われ、冬には静かに雪に覆われる諸島は、よく「何もなくただ白い土地」と評されている。
歴史
前述のとおり夏の気温上昇が不十分なために農耕に適さない諸島は長らく無人の土地であった。
ノルト人は定着以前にも何度かこの地に入植しているが、小氷期の到来の度に入植地は壊滅していたという。
しかし何度目かの入植の際、入植者たちは合議による自治政府を創設し、この時の入植が現在にまで続くこととなった。
自治は数世紀続いたが、後にノルトラント王国の海外領土として統治下に入る。
このままその後のファーレにまで継承されるが、ロストアルテミス後本国と断絶、自治を再開する。
そして現在に至り、ファーレラント帝国から独立した統治権を与えられた自治領として国際社会の一員となる。
政治
ファーレラント皇帝を元首として戴くファーレラントの自治領だが、政府機構は独立しており人的同君連合の形になる。
政治体制としては植民当初からの歴史を持つ諸島議会(Witenagemot)が議会となっている議院内閣制である。
政党
政党名 |
主張 |
比率 |
独立党 |
与党。保守主義。中道右派。 |
42% |
農民連合 |
野党。重農主義。中道右派。 |
22% |
自由党 |
与党。自由主義。中道。 |
20% |
労働党 |
野党。社会民主主義。中道左派。 |
13% |
環境党 |
野党。環境保護主義。左翼。 |
3% |
外交
基本的にファーレラントの自治領であるので対ファーレ友好を軸とした外交姿勢をとる。
経済
羊、馬、牛などの放牧・牧草栽培、養鶏、タラやサケなどの漁業が行われ、近代以前はこれで食糧をまかなってきた。
近年の農業技術の発達で、ジャガイモなどの寒冷地に適した作物が栽培されるようになっているが、これは実証段階にとどまる。
地理的な事情から交通はほぼ空運・海運に依存し、工業もソフトウェアやバイオテクノロジーなどの軽薄短小産業が中心。
なお、人口が少なく人件費が高いため諸島のソフトウェア会社はコールセンター業務をリトラセーニャなどに外注している。
また、氷晶石、金、白金、天然ガスなどが採掘されており、多くが輸出されている。
特にアルミニウムの工業的な製錬に必要な氷晶石は世界でもここでのみまとまった産出をみる。
氷河などの雄大な自然を望む観光業も行われているが、避暑地としてすら寒すぎるため小規模にとどまる。
代表的な都市
ニヴルハウン(Niflhavn)
首都。本島に存在する。
レイリヴィーク(Reyrivik)
第二の都市。北島に存在する。
住民
地理的な孤立から人口動態は安定しており、ほぼ純粋なノルト人である。宗教的にはフォノランス教が多数派。
文化
古いノルトラント文化を未だ残しており、ディルタニア神話の断章が未解読のまま保管されているとの噂もある。
ドクトル語は基本的にノルトラント語に近いが、古代文字由来の文字が一字だけ混じっている、他国からの借用語がほとんどないなどの違いがある。
ただし小学校からノルトラント語が教育過程に入っているのでほとんどの国民は標準的なノルトラント語を問題なく話すことができる。
冬季に極夜となり外出が減るため文化として読書が発達し、そのため住民は一人当たり書店の数が世界一と自称しており、実際書籍発行部数は世界有数である。
食文化では新鮮な海の幸と羊肉、そしてジャガイモやキャベツといった野菜による質素で素材の味を生かした健康的な料理が特徴。
ミュリエル大聖堂
星の大天使ミュリエルを祀る諸島最大の聖堂。ニブルハウンに位置するフォノランス教の聖堂であり、かつてはこの付近の丘で諸島議会が行われていた。
軍事
一応、軍事に関する権限は本国から独立しているが、常備軍を持たず、また歴史上一度も徴兵制を敷いたことがない。
領域防衛は常備軍が存在しないため準軍事組織たる警察隊・沿岸警備隊が担っている。
また、海外の平和維持活動に備えた部隊としてドクトル危機対応部隊が存在する。
人物
エリザベート・ヘレネ・バークタイン
ドクトルの医師とファーレラントの傍系貴族令嬢の一人娘。
ダーレム大学を首席で卒業し、博士号まで取っている。
外部リンク
最終更新:2011年10月04日 00:50