アリス「ただいま、パパ」
ラグ「おかえり。怪我はない?」
アリス「今日はちょっと強いのと戦ったよ」
ラグ「勝った?」
アリス「当然だよ♪」
ラグ「うん、よかった」
アリス「・・・・・・」
「でも、変な敵だった」
「・・・敵、じゃなくて・・・」
ラグ「?」
アリス「誰かの、記憶みたいだった」
「真っ白な・・・、お人形さんみたいな・・・」
「でも、凄く冷たくて、・・・綺麗で・・・胸が、苦しいの」
ラグ「誰かの悲しい記憶なのかな」
アリス「そんな感じ。・・・悲しいの」
「まるで・・・、あの時みたい」
ラグ「あの時?」
アリス「思い出せないの・・・」
ラグ(師匠が拾ってくる前の記憶かな・・・)
(研究所の近くをフラフラしてたらしいけど・・・)
「研究所の記憶?」
アリス「研究所?」
ラグ「違うかな?」
アリス「・・・わかんない。あのね、パパをパパだって覚えた日」
ラグ「なんだかパパから懐かしい匂いがしたの」
アリス「・・・・・・」
「ノインさんからも、師匠さんからもするの」
「なんだろう・・・」
(魔道人間か・・・。なんか研究所が関係してんのかな)
(・・・こういうの、あんまり興味がないけど)
(でもアリスは大事だし、ちょっと聞いてみるかな・・・)
アリス「!!」
アリス「・・・・・・」
「あれ?」
「・・・あれれ??」
「アリス、ちょっとおっきくなったよ」
ラグ「良かったね」
アリス「・・・うん」
「でも、なんでだろう。今日変な敵倒せたからかなぁ?」
ラグ「そうだね」
(・・・アリスの悲しい気持ちが、彼女をちょっと成長させたのかなぁ)
(なんてね)
ラグ「・・・ってなことがあったんだけど」
ノイン「だからってなんで僕のとこに来るんだよ。 師匠のとこに行けばいいだろ」
「悪魔と関わるのはもう嫌なんだけど・・・」
ラグ「でも、アリスはいい子だよ」
ノイン「・・・・・・」
「・・・知ってる」
ラグ「じゃなくてさ、アリスの言ってた記憶って僕かノインのだと思うんだよ」
ノイン「なんでだよ」
ラグ「その記憶の象ったのがスノーだから」
ノイン「・・・・・・」
ラグ「でも僕の記憶だったらピアースを食った悪魔になるのかなぁ・・・」
ノイン「なんで僕の記憶なんだよ。 馬鹿馬鹿しい」
「そもそもそれがスノーって証拠はあるのか?」
ラグ「雰囲気だよ。 僕だって一度は戦ってるんだから分かるさ」
ノイン「・・・ふーん」
「研究所ねぇ・・・」
「魔道人間を作るのに飽きて、悪魔でも作り出したんじゃないの?」
ラグ「・・・怖いこと言うね」
ノイン「現実的には無理だけどね」
ラグ「それもそうだなぁ」
ノイン「きっと僕やラグと一緒にいたからだよ」
「記憶の欠片としてスノーが現れたのは」
「・・・・・・」
「今度は、過去に彼女が接してきた人間の記憶が現れるかもしれない」
「よく、話を聞いとくといいかもね」
「今アトリアで何が起こってるのか。
興味はないけど知らないよりかはいいかもしれないから」
ラグ「ありがとう」
ノイン「・・・・・・」
「ところでこれで帰るつもりか?」
ラグ「いや・・・」
ノイン「じゃあまた、何か話してくれよ。 僕は、アリスの話じゃなくて」
「君の話が聞きたいんだ」
ラグ「わかってるよ、ノイン」
最終更新:2009年05月24日 18:02