アリス「・・・ねぇ、パパ」
「最近誰かから攻撃受けたりしてない?」
ラグ「してないけど、何?」
アリス「しっ・・・してないならいいんだ! ・・・ウン」
ラグ「?」
???「たのもー!!」
ラグ「ん?」
「客かな?」
里依「あー!!」
「アリスおっきくなってる!!」
「・・・ったく、ルシルのやつはどこいったかなぁ・・・」
アリス「ルシルのこと、知ってるの?」
「・・・・・・」
「・・・じゃなくて、あたしの、こと・・・知って・・・?」
「・・・・・・」
里依「何? 記憶喪失的な?」
アリス「おねいちゃん!」
里依「覚えてんじゃん」
ラグ「誰?」
里依「里依-AS24だよ」
ラグ「24!? すっごいババ・・・」
「・・・・・・」
「なんでもないです」
(ノインですら42号機だろ・・・。 どんだけだよこの人・・・)
(あ、でも師匠もあれでいて大分年取ってるし)
(魔道人間の宿命・・・??)
里依「ダメだ・・・。 この島疲れる・・・」
ラグ「最近ここを流刑地だともなんとも思わない人が多くて・・・」
里依「そろそろアタシ、帰るね」
「レイチェルによろしく」
ラグ「え? あ、ちょっと待ってください」
「・・・聞きたいこととかあるよね?」
アリス「特にないよ? 色々思い出したし」
ラグ「僕はあるの!」
「亜緒! いるでしょ? この人に結界張って」
亜緒「はいさ~♪」
里依「お、なんだか楽な感じに」
レイチェル「あ、いるいる」
「にぎやかだな」
里依「遊びにきてあげたよ♪」
ラグ「流刑地なんですけど、ここ」
レイチェル「実はアリスは拾ったんじゃなくて、こいつから託されてな」
「たまには様子見に来いよって言ってたんだがなぁ」
里依「だから来たじゃない~」
ラグ「・・・ランディ仕事しろ」
「で、アリスって何なんですか?」
「教えてくださいよ」
里依「まぁ、あの、実はわたくし、研究をしてまして」
レイチェル「いや~笑えるだろ。 あのAS24が研究だぞ?」
「戦争終わったら傭兵やるからアトリアでるの~」
「アタシは戦争しか能がないからさ~」
「とか言ってたAS24が研究よ。 いやー笑えるよね」
里依「アタシだって結婚とかして落ち着きたいんだけどさー」
レイチェル「お前が結婚? 結婚式にまで杖仕込んでいきそうなお前が結婚ね~」
里依「そんなことしないわよ。 馬鹿にしちゃってさ~、も~・・・」
レイチェル「お前が結婚出来るならアタシだって出来るっつの」
ラグ(なんだこの酔っ払いみたいな、おばちゃん同士の会話・・・)
(話が進まない・・・)
里依「あ、そうそう。 研究ね、研究の話」
「だから坊ちゃん、あんまにらまないでよ~あはは」
「コホン、コホン」
「まぁ研究の産物というかなんというか」
「アリスを造ったのよ。 このアタシが」
ラグ「悪魔を人間が造る?」
「そんな話ある・・・?」
里依「アタシの腕がいいんじゃないんだよ。 材料が良かったって言うか・・・」
「良すぎたっていうか・・・」
ラグ「何を媒体にしたんですか?」
里依「・・・魔王」
ラグ「魔王!?」
里依「いや、魔族の王のことじゃないよ? ほら、人間界にいるじゃない」
「それが砕け散ってさ、その欠片を媒体にして造ったのがアリス」
「いわゆる人工生命体だね」
「・・・人工悪魔体?」
ラグ「無茶苦茶だ・・・」
里依「だからアリスには私の名前の一文字が入ってるの」
ラグ「・・・じゃあルシルってのは?」
里依「砕けた魔王の欠片で造ったもう一人のアリスさ」
ラグ「それも里依さんが?」
里依「造ったのは妹。 だから妹の名前の一文字入ってるんだけど・・・」
「妹の造った方は上手く制御できなくってさー」
ラグ「で?」
里依「その妹が造った方が暴走しちゃってんのよ」
「いきなり魔王になるー!とか言い出しちゃって」
「で、今探してんの」
ラグ「連れ戻すんですか?」
里依「悪魔の世界に帰すのもいいかなーって思うけど、あの子じゃやっていけなさそうだし・・・」
「どうしよっかなー・・・」
「とりあえずもうちっと感情制御出来るように調節しないとね~」
「アリスも暴走したらまずいと思って、あの段階まで成長を無理矢理戻してレイチェルに預けたんだけどさ」
「そのせいで記憶に障害が出てたみたいだね」
ラグ「・・・・・・」
(アトリアがどうとか・・・。 全然深刻な話じゃないじゃん・・・)
「アトリアって今そんなに悪魔に関して規制緩いんですか・・・?」
「まぁ死罪になったはずのお前がのうのうと島で暮らせるくらいには緩いんじゃないか?」
里依「厳しかったのはヴィリジス様統制時代の産物だね~」
「フランシス君とかシャロット様に政権が移って大分経つけど、規制はここ数年でやっと落ち着いたって感じかな」
ラグ「・・・・・・」
レイチェル「だからな、お前も、もう戻ってもいいんだぞ」
「・・・アトリアにさ・・・」
ラグ「・・・師匠・・・」
最終更新:2009年03月10日 18:00