四面体の外接球面の半径―垂心四面体について 

<垂心四面体の外接球面の半径の公式>

(1) 「垂心四面体ABCD」を考え、記号は今までと同じとする。

すなわち、一般の「四面体ABCD」に対してa=BC ,b=CA ,c=AB ,d=AD ,e=BE ,f=CD
とし、
「垂心四面体ABCD」に対しては

kは a^2+d^2=b^2+e^2=c^2+f^2=k^2 ・・・(1.1.1)を満たす正の数、

x=((→AB),(→AC))=((→AB),(→AD))=((→AC),(→AD))
y=((→BA),(→BC))=((→BA),(→BD)=((→BC),(→BD))
z=((→CA),(→CB))=((→CA),(→CD))=((→CB),(→CD))
z=((→DA),(→DB))=((→DA),(→DC))=((→DB),(→DC)) ・・・(1.1.2)

とおく。

このとき、x+y=c^2 ,x+z=b^2 ,x+w=d^2 ,
y+z=a^2 ,y+w=e^2 ,z+w=f^2  ・・・(1.1.3)
そして detJ(3)=(6v)^2=yzw+xzw+xyw+xyz  ・・・(1.1.4)
であった。

一般の「四面体ABCD」の「外接球面の半径 R(3)」を求める公式はは既に提示した。

次のようであった。

R(3)^2=1/{16detJ(3)}×(ad+be+cf)(ad+be―cf)(be+cf―ad)(cf+ad―be) ・・・(1.1.5)

これに対して
「垂心四面体ABCD」に対しては、その条件より、外接球面の半径 R(3)については

「 R(3)^2=(k^2)/4―(xyzw)/{detJ(3)} ・・・(1.1.6) 」という簡単な公式になる。

これは、「垂心四面体ABCD」の「外心O」の「ベクトルによる重心座表表現」を

用いて、2008.10.10(金)に少し計算したら、求めることができた。

まだ「できたて、ホカホカ」の公式である。

計算していて「もうすぐ,公式ができそうだ」という感じは何ともいえない。

(2)
「垂心四面体ABCD」に対して、一つ見落としていたことがあった。
それは、(1.1.3)からすぐ分かることであるが、

x+y+z+w=k^2 ・・・(2.1.1) ということである。

「証明」
(1.1.1)と(1.1.3)から
x+y+z+w=(x+y)+(z+w)=c^2+f^2=k^2 となり
証明された。
(証明終わり)

そこで、(1.1.4)にも注意すると、
公式 (1.1.6)は

{R(3)}^2=(x+y+z+w)/4―(xyzw)/(yzw+xzw+xyw+xyz) ・・・(2.1.2)

と全て 、x,y,z,wで表すことができる。

(3) (1.1.6)を用いて、10月の初めに与えた
「四面体の垂心・外心の重心座標表現の「具体例_第2」
BC=a=√2 ,CA=b=2 ,AB=c=√3 ,AD=d=2√2 ,BD=√6 ,CD=√7 ・・・(2.1.3)

に対して、(1.1.5)を用いて

R(3)^2=(5×5×84)/(67×8) ・(2.1.4)を導いた。
公式 (1.1.6) 
R(3)^2=(k^2)/4―(xyzw)/{detJ(3)}を
用いて 計算してみよう。

(k^2)=a^2+d^2=(√2^2)+(2√2)^2=2+8=10 (2.1.7)

また 、x=5/2 ,y=1/2 ,z=3/2 ,w=11/2
detJ(3)=67/2 であったので、

R(3)^2=(k^2)/4―(xyzw)/{detJ(3)}=10/4―(5/2)(1/2)(3/2)(11/2)/(67/2)
        =5/2ー(5×3×11)/(67×8)={1/(67×8)}×(5×4×67―5×3×11)
={5/(67×8)}×(4×67―3×11)={5/(67×8)}×(268―33)
={5/(67×8)}×(235)={5/(67×8)}×(5×47)=(5×5×47)/(67×8)

となって( この計算により、前の結果の間違いに気がつきましたので、前の第2例も直しておきます)
R(3)^2=(5×5×47)/(67×8)に一致する。

最終更新:2008年10月13日 15:22