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[7] 駄菓子氏の情報危機管理講座①10/14 2010-10-16 11:29:40
お名前 : 雪解け カテゴリー : 【木花咲耶倶楽部メイン】【お知らせ等】
ぐりぐら◆.GVeDgpehM (10/14(thr)23:07 tc)
■駄菓子菓子◆FOYgzwjOKU> ということで、情報学とは何か、
そしてウリ達のような情報を扱う専門の人間の役割について、軽く説明するニダ。
まず、情報とは何か、から始めるニダ。
情報とは、皆も知っての通り「ある事象、ある出来事」に関する
「関係者、関係する団体などが、どのようにして関わりを持っているのか」という知識や
推移を示した断片である、と言えるニダ。
此処で注目して欲しいのは、いわゆる『情報』とはあくまでも、
全体からみた『断片』でしかない、という事ニダ。
当然、そうした情報は生の情報であればあるほど、
正確に、そしてより事実に近づいていくものではあるが、
それと同時に処理すべきノイズ(所謂、不必要なデータ)が多くなりすぎ、
しかも其れを完全に把握しきれなくなってしまうニダ。
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■ぐりぐら◆.GVeDgpehM (10/14(thr)23:13 tc)
駄菓子菓子◆FOYgzwjOKU>森を見なければならないのに、木の一本一本を注目しても、
その森全体の姿を見れないどころか、逆にそれを把握しきれなくなる、
と考えてもらうとイメージできると思うニダ。
そして、その膨大な情報を如何にして正確に纏め、
それを的確な要約に纏めるのか、それを専門にするのが世間でいう
『情報組織』の役割ニダ。
例えば、映画やドラマで出てくるCIAや旧KGBなどの組織は、
様々な陰謀を企んで事件を起こしていく、と描写されることが多いニダが、
実際にはそうした活動は殆ど無く、その活動の99%は「より正確な情報を集め、
それを分析して、政府や行政に提供する」ことにあるニダ。
その際に、必要なのは何か?
「客観的、かつ冷静な視点」が一番に要求される技能ニダ。
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■ぐりぐら◆.GVeDgpehM (10/14(thr)23:18 tc)
■PatriotsOfJapan◆ZEDeH1EiQY> 収拾→整理→解析→分析
■駄菓子菓子◆FOYgzwjOKU> 「小沢一郎が○○に行って、
その際に自分の側近と地元の商工会議所の人間と会っていた」
「その後、その商工会議所の大きな産業である△△が有利になる
政策が立案された」とするニダ。
今、総司令殿が丁度書かれたように、まず、関連する情報を集めるのが第一。
登場人物は誰か、その時期は? 徹底的に集めた情報を、
次に時系列に沿って整理していくニダ。
そして、この際に注意しなければならないのは、
「小沢は悪いヤツだから、きっとこんな事を企んでいるに違いない!」という先入観ニダ。
■るか ◆tr.t4dJfuU> 警察の事情聴取に近い感じでござるね
■駄菓子菓子◆FOYgzwjOKU> 警察とは、情報組織のカテゴリーに入るニダよ?w>るかニム
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■ぐりぐら◆.GVeDgpehM (10/14(thr)23:22 tc)
■駄菓子菓子◆FOYgzwjOKU> 悪いヤツ=悪いことをしている、
というのではなく、情報組織の役割は
「その人間が何を考え、どのようなプランをしているのかを予測し、
影響を推測する」という点に収束されるニダ。
■PatriotsOfJapan◆ZEDeH1EiQY> 現行犯を除き、情報によって捜査するのが警察だからね。
■駄菓子菓子◆FOYgzwjOKU> 映画などで出てくるCIAの工作員が陰謀をたくらむ、
というのはその先の話で、例えばとある国が非合法な手段
(麻薬の大量流通を画策、偽札の発行など)で米国に危機をもたらす、
そしてそれが通常の手段で解決できない場合にのみ、
国家の黙認の元で非合法手段を使う、それが所謂陰謀論のからくりニダ。
そして、こうした情報の精査には、収拾担当、整理担当、解析担当、
分析担当がそれぞれ存在し、しかも複数ラインで
お互いの客観性を第三者が検討するのが通常の流れニダ。
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■ぐりぐら◆.GVeDgpehM (10/14(thr)23:26 tc)
■駄菓子菓子◆FOYgzwjOKU> この際に、誰かが個人的な感情で情報を歪ませ、
それがチェックされずに通過してしまったら?
それをしないように訓練するのが、いわゆる情報局員になるためのブートキャンプ、ニダ。
■大隊長:わんわんお ◆Te.ejHAOi6> 例えば、交番やパトカーのおまわりさん
(地域警察官)は、治安維持や、事件の初動措置もそうだが、
警らと呼ばれるパトロールや地域住民とコミュニケーションを図る事により、
情報収集することの役割も大きいわけですおw
あげられてきた情報は、専門の捜査部署(刑事、交通、防犯、警備、組織対策、公安等)が、
それを整理、解析、補完すると言う役割もあるわけですおw>るか氏
■PatriotsOfJapan◆ZEDeH1EiQY> まぁ、この場合のブートキャンプは、
客観性を磨く訓練、その他、それぞれのフェーズ(収拾、整理、解析、分析)の訓練。
思考訓練だね。
■駄菓子菓子◆FOYgzwjOKU> どんな自分達に不利益な情報でも、
それを冷静に捉えて、そして適切な対処をする。その訓練をしていない人間が、
情報に触れた場合に一番恐ろしいのは、その情報に振り回されて冷静な判断を失うことニダ。
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■ぐりぐら◆.GVeDgpehM (10/14(thr)23:30 tc)
■駄菓子菓子◆FOYgzwjOKU> 犯罪に巻き込まれた時、
事件に遭遇したとき、ほとんどの人が言うセリフがあるニダ。
「まさか・・・、自分がそんな事に巻き込まれるなんて、思っても居なかった・・・」
危険だ、という情報を教えられて、それを受け入れられないのは、
「自分にそんな事がリアルに振りかかると信じたくない」という心理が働くためで、
これは心理学や大脳生理学的に正常な反応だとされているニダ。
とは言え、POJは一般には触れられないレベルの情報を扱い、
そしてそれを用いて自らアクションを起こす組織ニダ。そのメンバーが、
怖いからと言って頭だけを地面に突っ込んでお尻を隠さないような愚かな真似をするのは、
非常に恐ろしい状況を生み出すニダ。
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■ぐりぐら◆.GVeDgpehM (10/14(thr)23:38 tc)
■PatriotsOfJapan◆ZEDeH1EiQY> 身に及ぶ危険な情報ほど、
冷静に受け止め、対策、対処を講じる必要がある。危機管理の基本の一つですね。
■eruru◆kreRq9qo5s> 「頭だけを地面に突っ込んでお尻を隠さないような
愚かな真似」というのが、具体的に浮かばないのですが・・・
■PatriotsOfJapan◆ZEDeH1EiQY> つまり、「怖い、怖い」だけで騒ぎ、
なんら具体的な対策方策を取ろうとしない事>eruruさん
■kanesuke◆P9dJ/n8IqU> 情報の精査手順で出てきた、解析と分析はどう違うのでしょうか?
■PatriotsOfJapan◆ZEDeH1EiQY> 解析とは、情報の中に複雑な人間関係や、
物事の関係があった場合、これを明確にする行為
分析とは、結果として、今後発生するであろう可能性の高い事情を予測し、明確にすること。
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■ぐりぐら◆.GVeDgpehM (10/14(thr)23:46 tc)
■駄菓子菓子◆FOYgzwjOKU> 例えば、POJが行っていたサルベージ作戦。
あの連中の背後にあったちょっと危ない団体の情報があったニダ。
で、伊吹ニム達はそれが、POJの一般メンバーに危害が加えられるリスクを恐れたニダ。
(まあ、もちっと複雑な話があるニダが、それは端折るニダ。w)
そして、其れを告げられた、実際にそうした団体にアカウントを作って
活動をしているメンバーは、それをイキナリぶち撒けられてどんな反応をしたのか、
思い出して欲しいニダ。
おそらく、「何でだよ~! 順調にやってるのに、危険危険って!!!
(うるせえな、こいつら!!!)」という感情はなかったニカ?
そして、言われれば言われるほど、意固地になって
「絶対にやってやる!!!」という心理にならなかったニカ?
何人か、その時の心理を思い出して話して欲しいニダ。w
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■ぐりぐら◆.GVeDgpehM (10/15(fri)00:03 tc)
■駄菓子菓子◆FOYgzwjOKU> そして、ここが訓練されていない人間と、
訓練を十分にうけた人間の違いがあるニダ。軍や警察、消防などでは必ず、
上の人間の指示(命令)は絶対のもの、現場での多少の臨機応変は必要ではあっても、
全体の流れとして統一した動きと命令系統が必要になるニダ。
つまり、上層部は「下の、現場の人間が見えていない森の全体図を眺めながら
指示を出している」という信頼をして、それに従ってくれることが必要になるニダ。
方法に多少の問題はあったにせよ、伊吹ニム達が
「危険があると考えなかったのか!」という指摘に対する反応が、
正直言って今回のこの講座を開く一番大きな理由になったニダ。
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■ぐりぐら◆.GVeDgpehM (10/15(fri)00:05 tc)
■駄菓子菓子◆FOYgzwjOKU> 想像をして欲しいニダ。
特ア勢力のテロやら侵略を恐れているにも関わらず、
どうして、自分達に直接「こんな危険がある!」と指摘されたときに何故、
「危険危険ってうるさい!」と多かれ少なかれ思ってしまったのか?
それを今日の宿題にして、最初の講座を終えるニダ。w
最終更新:2011年01月31日 19:37