パラス
平均体長:0.3m 平均体重:5.4kg
分類名:きのこポケモン
洞窟や密林など湿気の多い所に進化後のパラセクトと共に数匹単位の群れを作って生息しているポケモン。冬虫夏草と呼ばれるキノコと共生している事で
広く知られている。
この冬虫夏草は様々な作用を持つアルカロイドを含むため古代からあらゆる地域で薬として使われてきた。
一例を挙げると、南米のとある先住民のシャーマンは冬虫夏草を特殊な方法を使って加工、極めて幻覚作用を強くしたものをオオナナカトル(翻訳すると神の食物)と呼び様々な宗教儀式に用いてきた。
以前はパラスの昆虫(便宜上以下パラス本体)の部分が成長して蝉ポケモンになれないのはそれに必要なエネルギーを冬虫夏草に奪われているからだという説が主流だったが
最近の研究で興味深い事実が報告されている。パラス本体と近縁のツチニンに胞子を散布しても全く生えず、冬虫夏草を取り除きそれと全く接触できないようにしてパラス本体を飼育しても成長して蝉ポケモンになる事は無かった。
またこの冬虫夏草が感染していないパラスを群れに戻すと仲間の固体が自らの冬虫夏草を植えたとの報告もある。
以上の事から冬虫夏草が寄生した最初の段階ではただエネルギーを
奪われるのみだったパラス本体はそれに対処すべく
冬虫夏草にエネルギーと移動手段を提供する代償としてそれに含まれるアルカロイドをしびれごな、キノコのほうし、どくのこな等の形で自らの身を守り互いの子孫を残すために利用する様に進化し、
冬虫夏草の方もまたパラス本体と親密に付き合う方向で進化したのだと
結論された。
以前若者の間で冬虫夏草自体やその胞子を加工してドラッグとして使う事件が多発した事を受け
現在では薬事法により競技および愛玩以外の目的で飼育する場合は適切な資格が必要だと定められている。
捕獲した際には届出及び固体登録をお忘れなく。
最終更新:2023年12月30日 12:38