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ヤミラミ

ヤミラミ

英名 Sableye 学名 Anima niger antrum
標準体長0.5 m 標準体重 11.0 kg
特性 するどいめ/あとだし

「くらやみポケモン」に分類される小形の人型ポケモン。
熱帯から亜寒帯までの鉱山地帯の洞穴に生息する。
暗紫色の体にダイヤモンドと同じ炭素の結晶でできた大きく特徴的な眼を持つ。
視力は非常に良く、暗所で光を効率よく得るために発達したものと考えられている。
ゴースト・悪という特殊なタイプ構成の為、苦手な属性が存在しない。

食性は雑食だが、珪素や炭素を多く含む鉱石を好んで摂取する傾向にある。
そのためか、体表に「宝樹」と呼ばれる石英やダイヤモンドの結晶を生じており、
生息地によってはルビー・サファイアなどのコランダムや緑柱石の宝樹を生じる場合もある。

彼らが何故このようなものを食用とするのかは不明だが、最新の調査によると体表の宝樹が大きな個体ほど
異性から求愛を受ける確率が高いことが分かっており、生殖活動における一種のバロメーターであるとの説が有力になっている。
(因みに、宝樹の原料となる珪素を除いた環境下でも生存・成熟可能だが、通常個体と比べると短命である。)

寿命は小型種の中では比較的長く20~30年程だと言われている。
しかし、宝樹の大きさから推定60年は生存していると思われる個体も見つかっており、その生態は未だ謎が多い。

【コラム】
彼らはその特異な姿から、古来ヨーロッパでは畏怖の象徴とされノームやゴブリンなど鉱山の精霊のモデルとなったとも言われている。
そんな彼らも、近代以降は大規模な鉱山地帯の開拓によって数が激減しており、国によっては専用の保護区を設けている場合もある。

また、ヤミラミから生じる宝樹は非常に高純度な為に密売目的の乱獲が後を絶たず、現在ヤミラミの宝樹を売買することは法律で禁止されている。
その一方で、ある研究機関ではヤミラミの構造を解明し、岩石中から純粋な鉱産資源を取り出すシステムを開発するプロジェクトが立てられ話題になっている。

このように、生物学的にも地質学的にも興味深い生物ヤミラミ。「今ではミカルゲもない」などと言わず、大切にしていきたいものである。

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最終更新:2009年01月10日 17:49