ポケモン生態調査書類管理局@ ウィキ

トリトドン

トリトドン

英名:Gastrodon  学名:Tritodon elegans
進化過程: カラナクシ→ トリトドン

【形態】ウミウシポケモンに分類されるカラナクシの進化形のポケモンで、形状は
カラナクシに似るが体全体に占める胴体部の比率が増す。体高は0.9m、体重は
29.9kgに達する。カラナクシと同様に体が軟体から構成されており骨をもたない。
胴体部は損傷しても元通りに再生することが可能である。体色や体表面の突起が
明確に異なる2型が確認されている。

【分布】シンオウ地方各地の浅い海に生息し、波打ち際や海辺の草むらなどで
見られる。トリトドンは体内に鰓をもつほか体表から空気中の酸素を呼吸できるため
水中でも陸上でも活動できる。カラナクシのように川を遡ることはない。
なお前述の2型はテンガン山を境に分布範囲が異なることが知られており、山脈の
西側には体がピンク色の個体群、東側には青色の個体群が生息している。

【食性】植物質のものを好んで食べる。冬は海に入って海藻を食べており、海藻が
少なくなる夏には陸に上がって柔らかい草を食べる。また地面に落ちた木の実を
食べることも多い。トリトドンの口の中には3種類の異なる形状の歯があり、これが
属名のTritodonの由来にもなっている。すなわち植物を適当な大きさにちぎるための
板状の歯、木の実などの堅いものを割るためのくさび状の歯、そして口の中で
ものをすりつぶすためのやすり状の歯である。

【繁殖】繁殖期は冬であり、波風の穏やかな日には独特の鳴き声で求愛行動をする
トリトドンの群れを目にすることができる。卵は岩の割れ目や砂浜に掘った穴の中で
春先まで孵化を待つことになる。なお、生まれてくる子の体色は♀の体色によって
決まることが飼育実験で明らかになっている。また複数のトリトドンによる繁殖
実験では体色の同じ個体どうしでの繁殖が成立しやすいことが確かめられており、
野外で親と違う体色の子が生まれることは稀であると考えられる。

【その他】軟体を波打たせて地面を這うため動きは緩慢であるが肉食性のポケモンに
襲われることは非常に稀である。これはトリトドンの体表から捕食者の嫌う味や
においの化学物質が分泌されているためであり、餌の海藻から摂取していると
考えられている。
体色の違う個体群の分布が東西に分かれていることについて、かつてピンク色の
トリトドンと青色のトリトドンが戦って青色のトリトドンが勝ち、テンガン山の
東側の海を自らのすみかとして境界線を定めたという言い伝えが残されている。

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2009年01月10日 17:54