ニョロトノ
英名 Politoed 学名 Hyla Nigromaculata
標準体長 1.1m 標準体重 33.9kg
進化過程: |
ニョロモ→ニョロゾ→ |
ニョロボン |
ニョロトノ |
「かえるポケモン」に分類される。亜種も含めると全世界的に分布している。
体色はニョロゾの頃とは違って緑色が基調色になる。また皮膚の薄かった頃に腸が透けて
いた部分にはその名残として渦巻き模様がある。
水辺や湿地などの、比較的湿度の高い場所に生息し、同じ系統のニョロモやニョロゾを
一匹から複数匹で率いている。
食性は肉食性で、おもに生きた昆虫や魚を食べる。
体温が一定に保たれない変温生物であるため、外気が冷え熱を奪われがちになる
冬場は、土中や、温水の湧く川や湖で冬眠する事が多い。
その際に地域によっては身体が半凍結状態になることもあるが、外気温や水温が
上昇すると再び解凍され、臓器レベルで正常な状態に戻る例も報告されている(※1)。
ニョロトノは鳴き声によって他の個体やニョロモ類と会話を交わす事がある。
複数個体が集まると、自分の優位性を主張するため大声で鳴き合いを始める事から、
内容はともかく活発な議論をする人をニョロトノ(もちろん他言語)と呼ぶ国もあり、
ネットスラングではその意味から転じて、無益な議論を好む者や、語調激しく支離滅裂な
反論をする者を指す事もある(※2)。
また雨天時にも鳴く事があるが、こちらの行動の原因はまだ解明されていない。
世界的に見て、常食・非常食の別はあるが、食用にされる事が多い。
味は鳥ポケモンに似て淡白ではあるようだが、いわゆる『下手物』の域を超えないことや、
一部自治体での保護条例のため、現在わが国では大々的には流通していない。
また春になると冬眠から目覚めることから再生、多産である事から繁栄の象徴として世界各地で
信仰を集め、わが国でも河川で冬眠しているニョロトノを捕獲して祭祀し、五穀豊穣を祈念する
行事を行っている神社も存在する。
参考文献
(※1)The Mechanism about Pokemon's Hibernaiton (Pokemon Institute,2005,U.S)
(※2)火病の歴史~なぜネットの『ニョロトノ』は煩いのか? (2003,民明書房)
最終更新:2010年04月16日 19:24