ゼルネアス
分類:せいめいポケモン
英名:Xerneas 学名:animaria cici-deus
推定体高:3.0m 標準重量:215.0kg
カロス地方に伝わるとされる伝説のポケモンの一体。
遥か古来より伝わる『生命』と『破壊』を司る存在のうち、『生命』側を司るものとされている。
古文書によればその姿は、「まるで幾重にも枝分かれた樹木のような角が生えているシカの姿をしていた」と記述されており、
「ある時は汚れや曇りが一点もない澄みきった湖のような色や、虹色に輝く角を持っていた」とも書かれている。
また、ある古代の詩人が残した文献によれば、ゼルネアスが周囲にいるだけで荒れ果てた大地から草木が生え、緑豊かな森へと成長したとされ、
ある部分では足跡からは色とりどりの草花がたくさん生えてくるとされており、角から発せられる光を浴びることで永遠の命を得るだろうといった事が書かれている。
『破壊』と『滅亡』を司るもう一体の伝説のポケモン・イベルタルとは対の存在であり、イベルタルによって破壊された大地を癒し、役目を終えると大木のような姿になって千年の眠りに就くとされている。
これらの記述をまとめると、ゼルネアスには周囲の生態に何らかの影響を与えるほどの強大なエネルギーをもっていると考えられる。
古代の文献から考えると、ゼルネアスの角から発せられる強大な生命エネルギーが生物に影響をもたらし、
それによって自然の再生能力が普段より極限に高まったために自然が回復するのではないか?という意見も存在する。
もちろんそんなことが本当かどうかわからないが、もし本当だとすれば、ゼルネアスは自然環境を回復させる役目を持った極めて貴重な存在であると言えるだろう。
ゼルネアスの伝説はカロス地方でしか伝わっていないが、彼をモチーフとした伝承が各地に残っていることから、かつては世界中に存在していたと考えられる。
例を挙げると、北欧神話には周囲の生命に恵みをもたらす牡鹿の姿をした聖獣エイクスュルニル(エイクスニール)の伝説が残っている。
この聖獣についての記述を読んでみると、ゼルネアスと良く似通った特徴が書かれている事が分かるので、おそらく古代の人々はゼルネアスの事をそう呼んでいたのだろう。
また、東アジアでは鹿は神の使いとされており、特に大きな角を持った白い鹿は『シシ神』と呼ばれ、人々に崇拝されていたという。
学名の一部である『cici-deus』は、このシシ神の伝承から取っているのである。
追記:国際警察のデータによれば、10年前にカロス地方にて暗躍していたテロ組織「フレア団」はとある実験の為にこのゼルネアスを探していたらしいとの報告があったらしいが詳細不明。
文献によれば、ゼルネアスの光を浴びて永遠の命を得たとされる人物の捕獲に成功していたらしいのだが、関連性は不明である。
一説によれば、古代カロス地方において栄えていた王国の国王らしいのだが、真実は闇の中である
最終更新:2023年12月03日 21:04