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味噌カツ「おまいら、こんな優しい娘を殺して・・・許さんぞ漏れは。」
味噌カツは自分を殺しかけたが結局自分の傷を癒してくれた優しいりりあを殺した直江達に怒りをあらわにして言う。
Wあ「はははは、その優しい心ではこのゲーム生き残れねぇんだよwそれをあの女に教えてやったのさ。教えてやった俺達の何処が悪いっつーんだよ。」
味噌カツ「人を殺して何が良いって言うんだよ・・・。」
直江「ふんっ、殺す事は確かに良くないが、生きるには結局殺すしかないからな。
あの女が殺されたくらいでうるさいぞ?味噌カツ・・・お前にも死というものを教えてやろうか。」
そう言うと、直江は鎌をあらわすと、自分の姿を特殊能力で消す。
Wあ「太鼓、またお前の背中を借りるぜ。」
太鼓はルギアになると、Wあはルギアの背中に乗り、太鼓は空を飛ぶ。
まだら「残念だけど、君もここで葬ってやるよ。人殺しなんてしたくないけど・・・これも運命なんでね!」
まだらは4体の分身を作りだし、分身と同時に火遁業火球の術を放つ。計5つの火の弾は味噌カツを襲いかかる。
その時、味噌カツはリオレウスに変身し、火の玉を5つ同時に受けるが、火体性の強いリオレウスはダメージは少なかった。
味噌カツ「漏れが、ここでやられたらりりあちゃんに救われた意味がないじゃねぇか・・・!」
味噌カツは翼ではばたいて宙を舞うと、宙に舞っているルギアになっている太鼓侍に向けて火炎弾を放つ。
だが、ルギアは火炎弾を華麗によけ、ルギアの背中に乗っているWあが特殊能力でビーム砲を味噌カツに放つ。
高火力のビーム砲がリオレウスに向かって放たれるが、リオレウスはそれをよけ、もう一度ルギアに火炎弾を放つ。
ルギアは火炎弾を華麗に避ける。地上にいるまだらとその分身は空に舞っているリオレウスに向けて火遁業火球の術を放つ。
計5の大きな火の弾がリオレウスを襲う。火体性はあるとは言え、リオレウスは少し怯む。そのすきを狙い、ルギアはエアロブラスト、Wあはビーム砲を放つ。
その2つがリオレウスの翼と背中部分を貫通する。
味噌カツ「がはっ・・・!漏れは漏れはっ!」
リオレウスは最後に置き土産のつもりだろうか、火炎弾をルギアに向けて放つと、そのまま地面に落下し人間の姿に戻る。
Wあ「おい、太鼓よけっ・・・ぐぁっ!」
その置き土産のつもりで撃った火炎弾はルギアの背中に乗っていたWあに直撃し、燃やされたまま空中から落下する・・・勿論、生きている事は無かった。
太鼓「おい、Wあさん!!」
ルギアとなっていた太鼓は地面へと降り、Wあの落ちた元へと駆けつけるが、太鼓が目にしたのはWあは全身炎と燃やされていた姿だった・・・。
太鼓(Wあ・・・すまない。あの時、俺はリオレウスを撃って油断してしまった。俺の油断だ。本当にすまない。)
背中と翼部分を貫通して、地面へと落下し人間の姿に戻って倒れている味噌カツだが奇跡的にギリギリ命は取り留めていたが・・・。
味噌カツ(結局、漏れはここで終わりか・・・漏れにはこのゲーム生き残る事なんて難しかったんだな。)
味噌カツはそう思いながらも、体全体に痛みが走るも、目を開けると、目に見えるのは青空と鎌を持っている男だった。
直江「あの高さから落ちてまだ生きているとは、しぶとい男だな・・・だがどうする?お前は最早"死"しか残されていないと俺は思うのだが。」
味噌カツ「ははっ・・・そうだな・・・漏れは・・・もう・・・死ぬしか・・・残されていな・・・い。殺してくれや・・・ちょくえ・・・。」
直江「いいんだな?お前がそれでいいのなら俺はこの鎌でお前の首を斬っても構わんのだぞ?」
味噌カツ「頼む・・・漏れは・・・早く・・・楽になりたい・・・。」
直江「それなら、お構いなくお前の首を斬るとする。」
そう言うと直江は鎌を大きく振り、味噌カツの首を斬った。味噌カツの斬った首部分からかなりの血が噴射し、直江の衣服などにかかる。
直江「ふん、哀れな奴よ・・・。というより、太鼓さんとWあさんは何処にいるんだ?」
直江はあたりを見回すと、太鼓が燃え盛る炎の前に立っているのを目にする。
そして、直江は太鼓の元へとかけつけると、誰かが燃やされているのを目にする。直江はすぐわかったWあだと・・・。
太鼓「直江、すまない・・・隠密も失い、そしてWあも失ってしまった。」
直江「Wあさんが・・・隠密さんに続き、Wあさんがこの場から散ってしまったか。このゲームは残虐でそして儚いものだな。」
最終更新:2014年01月06日 15:10