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あの後、東エレベーターには小林がいる事を思い出し、罪をなすりつけてはならんと西階段を使う決意をした。
結果的に女子の悲鳴がティーチャーを呼ぶ魔言となり、それが今度こそ俺のレクイエムになると思った。
吹奏楽部の動きを止めたというのに魔言を唱えられるとはとんだ誤算である。松屋で注文してもないのに出てくる味噌汁のようだ。おいしいけど
あれこそが火事場の馬鹿力というのだろう。
体育教師であり担任の柴田、サッカー部エースの松田、戦力にならなかった英語教師のニック。
全てを振り切り、俺は点滅をやめようとする信号を渡りきった。
見事に腕が直角にまがった、良いフォームだったと思う。リコーダーを入れてたから肘がものすごく痛い。
そんな理想のフォームでは女だとは思われなかっただろう。制服もこうして持ち帰ってきてしまったし、確実に女装はバレている。
カツラも途中で吹き飛んだ。
口のインクが落ちない。
親は全てを察したような顔で学校に向かった。

みんな、つらい事があったらこれを思い出してくれ。和らぐはずだ
ぼくは大丈夫です。強く生きていけます
とりあえず転校する所からはじめようか。
俺の人生はまだ始まったばかりだ。

END

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最終更新:2014年04月07日 18:24