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店員とは対象的に、舌打ちした生徒は冷静に狙撃弾が飛んできたであろう方向を見ながらレールガンを拾い上げる。そのレールガンをよく見ると面白い形をしているのがわかった。
「トリガーが2つって……」
まず、そのレールガンには引き金が人差し指のと中指のとの2つある。人差し指の引き金は恐らく思い浮かべた通りのものを発射するであろうから、生徒は試しにコンビニの外の道路にレールガンを向けて中指の引き金を引く。すると生徒の周りに可視可能な電気が現れた。
「ひょっとしてこれって……」
何かを思い付いた生徒が中指の引き金を引きながらコンビニを出て、道路の真ん中でレールガンを前に突き出す。その途端管理人を襲ったであろうライフル弾が生徒めがけて飛んできた。しかし彼女はそれを視認しても回避しようとせず、中指の引き金を引き続ける。
するとそのライフル弾が彼女の周りの可視可能な電気に当たった瞬間、地面へと軌道を変えて地面のアスファルトに風穴が開いた。
「……やっぱりな」
レールガンの機能を理解した彼女は微笑を浮かべて前に歩き始めた。
そしてその彼女へ向けてライフル弾がもう一発飛んでくるが、跳ね返して地面へ。また一発。更にもう一発。
彼女はライフル弾を跳ね返して地面に穴を開けながらゆっくりと前に進む。
だが、射手が一向に見えてこない。要はどこから撃たれているのかよくわからない。なのでまたもう一発跳ね返した生徒は面倒臭くなって、立ち止まると思いっきり叫んだ。
「出てこいや芋砂がぁっ! ビビってんじゃねぇ! 出てきてさっさと殺されろ!」
叫ぶ勢いのまま思いっきり中指の引き金を引くと、けたたましいショートしたみたいな音が響き渡って彼女の周りの電気の範囲が一気に広がりアスファルトを砕く。その広がる電気は留まることを知らず、そのまま周りの建物の窓ガラスを一斉に砕き割った。耳をつんざく高い音が彼女を襲う。だが当の本人は笑みを浮かべていて、破壊活動を楽しんでいるようにも見える。
そしてその瞬間見えた。
結構前方で建物に隠れてライフルを構えている奴のスコープと太陽とが反射した光が。
「へへ」
彼女がすかさずそこへ向けてレールガンを構えた。
最終更新:2014年04月27日 17:43