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生徒はとっさにレールガンを盾にして水素の右フックを受けるが、そのレールガンは鈍い音と共に粉々に砕け散る。そしてすかさずちょくえに羽交い締めされたまま水素にドロップキックをかまし、その勢いで背中からちょくえを押し倒す。更に休むことなく生徒は倒れたまま真下のちょくえの顔面へむけてエルボーを放つが、これは受け止められた。
エルボーを受け止めたちょくえが跳ね起きて上に被さる生徒をどけると、どけられた彼女はちょくえに押されて地面に落ち、ゴロゴロと転がる。
「ちょ、もうちょっとマシなどけ方……」
すぐさま片膝をついて起き上がった生徒の言葉を遮った水素のパンチが、彼女の左腕に引っ掛けられるようにまた受け止められると、今度はちょくえの蹴りが生徒の顔面目掛けて飛んでくる。ちょくえと水素の息が合ってきた。
しかし生徒は冷静にちょくえのその足を一回転しながらの足払いで払ってちょくえの体勢が崩れ、更にそこを狙った生徒の渾身の掌打が一回転の惰性のエネルギーと共にちょくえの体に撃ち込まれる。
「はぁっっ!!」
「……!?」
たまらず吐血したちょくえは低空飛行で一直線に吹っ飛び、建物の壁に激突して気を失った。
「次は!」
生徒が叫びながら右足を軸に180度方向転換して左足を踏み込む。その瞬間、踏み込まれたアスファルトが砕けて大きなひびが入った。
「そのふざけた幻想を!」
驚愕に打ちひしがれる水素の目の前に生徒の右の殺意に満ちた拳が飛んでくる。
「ぶち殺す!!」
人を殴ったとは思えないほどの大きな鈍い音がなったと思うと、脳と共に顔面がぶっつぶれた水素がとてつもない勢いで吹き飛び、道路脇に植えられたら木に直撃して頭だけでなく体もグチャグチャになった。その際に飛び散った鮮血が木の周りを真っ赤に染める。

水素の元々人だったようには見えない死体を一瞥して勝利を確信した生徒が後ろを振り返る。
するとそこには、口から血を垂らしながらもゲスい笑顔でちょくえが「立って」いた。


「まだだ、まだ終わらんよ」


生徒もゲスい笑顔を返す。


「だとしてもとっとと終わらせる」

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最終更新:2014年04月27日 17:49