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「その通り、観念しな鳥山さんよぉ!」
琢蔵が嘲る。
そして怯える鳥山の後ろから近づいてくる赤いオーラの塊・・・直江。
「待ってくれ!金ならいくらでも出す!だから許してくれぇぇ!」
鳥山はその場に跪いて命乞いをする。
「滑稽だな。さっきまで偉そうに威張ってた総理大臣がお漏らしして震えて今度は命乞いか。」
直江が口を開いた。
「すいませんでした!お許し下さい!あの法案も否決にしますから!」
鳥山が続けて言う。目からは涙、鼻からは鼻水を出していた。
無様な姿である。
「今更遅いんだよ。お前が否決にしても他の政治家が反対して結局同じだ。俺達はこの汚れた日本を洗濯する。その為にはお前達は邪魔なのだ。」
俺は鉄棒を鳥山の背中に突き立ててグリグリやる。
「お許し下さい!どうか命だけはぁぁぁ!」
鳥山は必死に命乞いをする。
「ならん、殺れ。」
最終更新:2014年06月02日 00:26