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フクナガ「おらおらおらぁ!!」
人間からしてみれば巨大なビームサーベルを二本も振り回され、苦戦するいぬなり。
フクナガ「どうした? 立ち向かう勇気があるんじゃないのか!? さっきから逃げてばっかだぞ!」
いぬなり「確かにあるって言ったけど・・・! さすがに大きさが違いすぎる! どうすれば・・・!」
いぬなり「そうだ、あのモビルスーツのコクピットを破壊してしまえば!」
彼は逃げながら作戦を考え終え、突如機体の方に向かってダッシュした。
フクナガ「な、なんだ!? 急に・・・!?」
彼が動揺している内に、いぬなりは機体の懐にまで潜り込んでいた。
いぬなり「コクピットってのは分かりやすいな! 落雷(ナルカミ)!」
いぬなりの両手から高圧電流が放たれる。
しかし、機体の装甲には傷一つついてない。
いぬなり「くっ、硬い! ならこれで!」
彼が懐から取り出したのは糸の代わりに鎖で繋がれたヨーヨー2つ。
彼は両手に構えたそれを機体の装甲に向けて連続でぶつけ始めた。
それはヨーヨーとは思えないほどの重量を誇り、機体に傷を刻んでゆく。
フクナガ「おいおい、ヨーヨーごときに機体壊されてたまるかよ! こんの!」
ダブルオーライザーの腕がいぬなりの体を掴んだ。
いぬなり「うおっ!」
フクナガ「俺の大事な機体に傷付けやがって・・・! おらっ!」
ガンダムの片方の手に握られたビームサーベルがもう片方の手に握られたいぬなりに狙いを定めた。
いぬなり「この程度・・・神速(カンムル)!」シュン
フクナガ「・・・フッ・・・やったか。ん?」
フクナガの目に映ったのは何も握られていない手にビームサーベルが突きつけられてる光景。
いぬなりの姿がない。
フクナガ「何!? まさか・・・!」
空を見上げるとその姿があった。
彼は二つのヨーヨーを高速で振り回しながら急降下していった。
いぬなり「うおおおおおおおおおおお!!!」
フクナガ「なっ!」
勢いよく振り下ろされたヨーヨーはコクピットへの出入り口の装甲を粉砕した。
フクナガ「この野郎!!」
同時にガンダムの右手が勢いよくいぬなりに掴みかかった。
いぬなり「うおっ!」
フクナガ「今度は逃がさねぇ。人間だからって手加減はしねぇぞ」
いぬなり「くそっ、逃げだせねぇ! もう駄目か・・・!」
フクナガ「あぁ、お前はもう終わった。せめて最後は俺のこの手で殺してやる」
フクナガは中が丸見えになってるコクピットから這い出し、しっかりと拘束されてるいぬなりに銃を向けた。
いぬなり「・・・チッ。お前一生呪ってやるからな」
フクナガ「そうかい。そりゃ楽しみだ。さようなら」
フクナガは手にした銃の引き金を引いた。
いぬなり死亡
計44/56名
ジブリ「・・・山の方が騒がしいわね。行ってみようかしら」
ジブリは森の中を一人、さ迷っていた。
彼女も昨日は誰とも出会っていなかった為、まだ自分の能力を完全に発揮できてない。
ジブリ「自分の能力は大体把握した。後は実践あるのみ。皆戦ってるんだから私だって・・・ん?」
彼女は突然足を止めた。
何処からか声が聞こえたのだ。
ジブリ「・・・あの二人・・・確か、くれないとぃょぅ?」
彼女の視界の先には森の中でも日当たりのよい地面に寝転がってぺらぺら話している二人の住民、くれないとぃょぅだった。
ジブリ「何遣ってんのよあの人達、皆が戦ってる中呑気そうに・・・・」
彼女は呆れ半分で彼らの方にこっそりと近付いていった。
ジブリ「えぇと、どうしよ。殺し合いを申し込む、なんて言いにくいなぁ」
最終更新:2014年01月07日 15:27