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─雲上･見張り凧─
シータ「いないね」
ワタル「闇路達も雲の中に入ったのかな」
直江『油断するな、前にいるとは限らん』
ワタル「分かってる………しかし、結構風が強いな。シータ、俺の鞄から縄を出して」
シータ「何に使うの？」
ワタル「そいつで俺とシータを縛るんだ」
シータ「え………新手のＳＭプレイ………？」
ワタル「風に煽られて落ちないようにだよ！！はたき落とすぞこの野郎！！」
シータ「冗談だよ冗談ｗｗｗ………ん？あれ何だろう」
ワタル「え？………うわ、何だあれ！？」
直江『どうした？ダイパか？』
ワタル「いや、何かものすげーデカい雲が………」
シータ「こっちに近づいてくる！！」
直江『何？デカい雲だと？………む、飛行船が雲から抜けたな。俺にも見え───』
ズモモモモモモモモモモモモォォ…………
直江『って、ゼクロムの巣じゃないか！！』
ワタル「ゼクロムの巣！？あれが！？」
直江『あの中は乱気流に落雷のオンパレードだ！回避するぞ！』
ワタル「いや、ちょっと待ってくれ！確かコリさんはゲーフリを見る前にゼクロムの巣に入ったって言ってた！ゲーフリはあの中だ！」
直江『なッ………あの中に入れと言うのか！？飛行船が八つ裂きにされるぞ！』
シータ「ッ！？後ろ！！」
ワタル･直江「え？」ｷｮﾛｯ
─飛行戦艦ダイパ─
水素「見つけたぞ、ちょくえ！覚悟しろ！」
闇路「あれがゼクロムの巣か」
水素「田代砲発射！！」
カタス「へいへい分かりましたよっと」ｶﾁｯ
チュドチュドチュドチュドォォォォォォォォン！！！！
最終更新：2014年08月22日 16:30
