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1人ランナーを出しての四番勝負。

八木沼弘久。かなりのパワーの持ち主で、かつミート力も十分にある、恐怖の四番だ。

「何かもう、オーラが違うねオーラが。」

一塁の日本酒が呟く。

「せやな。」

ぶっちゃけ、俺はよく分からなかったので適当に返事をするいけない子。

いかん、気を引き締めろ。

すると初球だった。

「うをぁ!!」

快音が響いたかと思うと、打球は俺の真正面へ。

何とか捕球はできたが、体勢が整ってなかったので、手がジンジンと痺れる。痛い。

「あっぶなかったー…」

その後にそう言った感情が漏れた。

「ナイスセカンド。」

ショートのうざやが肩を叩く。
ちょっと痺れてるから左肩叩かないでくれ。

にしても、直で受けて分かる通り、やはり今までの試合とはレベルが違う。

いよいよ俺にも多大な緊張感が芽生えてきたのだった。

最終更新:2014年08月24日 17:56