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とりあえずファウルとは言え、初球でストライクを取れた。何とかこちらが主導権を握りつつ、抑えていきたい。
2球目は、同じような低めのコースにストレート。
「ボール」
…今度は目だけで見送った…。すげえな。
3球目。もう一度直球を、今度は高め胸元へ。
コンッ
「えっ!?」
「!!」
マジか!バントだと!
慌てて俺は二塁のベースカバーに入るが、三塁線への絶妙なバントに、急いで取った佐原もどこにも投げられない。
セーフティーバントとなる。
「マジかよ…」
捕手のサテライトが感嘆する。
内角高めのストレートだぞ?それをバントで三塁側に転がすのなんて、極めて至難の技なのに…。
見事な妙技に、こっちのチームも皆、唖然としていた。
最終更新:2014年08月24日 17:58