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アリス「偶に外来人が来るのだけど、近年の外来人は大抵変わったものを持っているわね」
高島三尉「変わったもの?」
アリス「そうね、1000円札だとか、ルービックキューブ? だとか」
高島「別に珍しいものでもないと思うけど……」
アリス「珍しいのよ、こっちではね」
アリス「貴方達の持ってるその鉄砲だって変わってるわ。外来人にしても随分変わった格好してるし」
高島「ま、まぁこれは……」
アリス「……もしかして、あのライフル銃って三八式とかっていうのより強いの?」
高島「えっ……」
高島三尉(そりゃあ、強いだろうな……だが、何故そんなことを……? それに、戦争中って……まさか!)
高島「……君が言いたいのは、自分でも扱えるのか、ってことかい?」
アリス「……そういうわけではないわ。こういう武器とかって練度が物を言うことは分かってるもの」
アリス「ただ、貴方達がどれだけの戦闘能力を持っているか、ってことだけ」
高島「……はっきり言わせてもらえば、そんじょそこらの軍隊よりよっぽど強力だろうね、自衛隊は」
高島「ただ、その武力を使うことはできない」
アリス「どうして?」
高島「そういう組織だからさ」
アリス「何でそういう組織が出来たの? 貴方達は日本の軍隊ではないの?」
アリス「警察とか、国境警備隊とかだっていうの?」
高島「あー、うん、ぶっちゃけると日本の軍隊だ。法律……いや、憲法で軍隊じゃないって言われてるけどね」
高島「難しい話なんだけど……軍隊でも、警察でも、ましてや国境警備隊でもないよ。自衛隊っていう、国家公務員組織なんだ」
アリス「公務員……って、軍人は公務員じゃないの」
高島「いや、軍人ではないんだ。その、なんていうのかな」
高島「役場のお役人さんだとか、そんな感じの」
アリス「……分からないわ。じゃあ別に軍隊はあるわけ?」
高島「いや、ないね。日本に軍隊はないよ」
アリス「え? じゃあどうやって戦争してるのよ?」
高島「もう60年以上戦争はしてないよ」
高島「その60年前に大負けして、軍隊が無くなっちゃったから」
アリス「……日本が、負けたの?」
高島「そうだよ」
最終更新:2014年08月28日 22:31