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「こっちに来てください」
岩本は、俺と茜を駐車場へと誘導した。
そこには5台のパトカーが、他の車の発進を妨げないような際どい形で停めてあった。
「とりあえず、この中にいてください」
そう言うと、岩本はクラウンのパトカーのロックを外した。
クラウンなんて滅多に乗れるものじゃないから嬉しいが、この状況でパトカーである事を考えると複雑だ。
運転席に岩本、後部座席に俺と茜が座る形になった。
「平田、内山。お前たちも一台ずつ用意しておいてくれ」
岩本がそう言うと、「はい」と口を揃え、近くに停めてある白黒のクラウンのロックを外す。
数分後、8人の警官と1人の少年が歩いてきた。
「ん…全員で来たのか?」
岩本が自分の指示した以外の行動に出た警官を睨んでいる。
「申し訳ありません、これ以上の調査は困難かと思いまして…」
確かにそうだ。
13人の警官のうち2人が短時間で息絶えた。
普通の装備じゃこの状況で戦い抜くのは至難の技だ。
「そうか…なら、引き上げよう。警視庁の方に話を通してみる」
岩本がそう言うと、警官達は少しホッとしたようだった。
こうして、俺たちを乗せたパトカー5台が、東京署へと向かった。
物語はここで終わっている・・・
最終更新:2014年09月25日 17:20