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「くっ、もうハムちゃんずに遭遇してしまうとは……!」

 ハムちゃんずの戦闘力は並のものではない。
 それが二匹。いや、トラハムコンビの力が合わさればそれ以上の脅威となる。

「ここは僕が時間を稼ぐ。みんなはその隙に――」
「駄目だよ木村君! 後ろからも!」

「フフフ……逃げられると思ったのかい」

 挟み撃ちになるよう現れたのは、ハムちゃんずが一匹――パンダ。
 ありとあらゆる破壊工作に通ずる殺人技師。

「さあッ! 人間工作の時間だよッ!!」

 殺人レンチを片手に走り出すパンダ。
 絶体絶命。もはや革命軍に逃げ場はない。

 そう、逃げ場はない。


 戦う道は――――あるッ!!


「なァ――ッ!? ぐはァ!!!」

 刹那、パンダの胴体が――――破裂!!

最終更新:2014年11月03日 23:15