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 モニター室。次々と倒されていくハムちゃんず達を見て、のっぽは焦っていた。
 ハムちゃんず一の頭脳を持つ、超推脳のっぽでもこの事態は計算外だった。

「もう残っているのは僕と、タイショーくんとこうしくん、ちびまるちゃん、ねてるくんだけ……!」

 次にハム太郎へ立ちふさがるのは、ねてる。しかし彼もきっと倒されてしまう。
 自分とこうしは戦力的にはハムちゃんずで最も低い。となれば、残るは実質タイショーのみ。

 そのタイショーがモニター室へとやってきた。

「のっぽ、〝アレ〟を使え」
「……!? アレを!? 正気かタイショー!?」
「――――早くしろ」

「し、しかし! アレを使ってしまえば――」
「早くしろと言っただろうがァァァァああああ!!」

 業を切らしたタイショー! のっぽの頭蓋ごと禁断のスイッチを押しつぶす!
 その刹那! ハムちゃんずハウスに仕掛けられた禁断の仕掛けが動き出す!

 ハムちゃんずが一匹、全てを喰らう者こうしもまた焦っていた。
 このままでは自分も革命軍に殺されてしまう。

「そ、そんなのはイヤです!」

 こうなれば自分だけでも――と、逃げ出そうとしたその瞬間!

「な、なんですこれは!?」

 ハムちゃんずハウスの仕掛けに飲み込まれ、奈落の底へ落下! 絶命!
 一体なにが起ころうとしているのか!?

最終更新:2014年11月03日 23:20