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「それより今日は千年祭の始まりですよ。ワクワクしますねえ」
こいつはすっかりこの世界に順応したなあ……。
まだ一週間しか経ってないのに。
千年祭というのは、このガルディア王国建国千周年の記念祭のことだ。
その為このリーネ広場では色々な露店や見世物が開かれる。
ベッケラーも千年祭の為にわざわざ遠くからガルディア王国へやってきていたそうだ。
それで俺達も出し物をやることになったんだが……
やることといったら三人でウロウロして誰が誰だかを客に当ててもらうゲーム。
……こんなの面白いか? でも案外客は入ってきていた。ううむ分からん。
ちなみにこの出し物に出ていた三人は、俺とウェッジと、あとピエットという奴だ。
このピエットという奴がすごくいい奴で初対面だったのにすぐに仲良くなってしまった。
なんか他人とは思えないんだよな。
そんなこんなで出し物を続けて二時間程が経過した。
いい加減足も疲れてきたし、目も回ってきたしでベッケラーに休憩をもらい
ウェッジと千年祭の出し物を見て回っていた時のことだ。
「ハ、ハイ! ごらんの通り影も形もありません! こ、これにてオシマイ!!」
広場の奥の方から野太いデカい声が聞こえてくる。
それだけなら何にもおかしくはないが、その内容が気にかかる。
まだ祭りが始まったというのに何がオシマイなんだ?
恐らくは何かの出し物なんだろうが、終わるにしても早すぎる。
うーむ、何か事件の匂いがするな……。面倒くさがるウェッジを引きずり、奥へ向かってみる。
最終更新:2014年11月11日 20:37