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 で、時の最果てへのゲートへ飛び込んだわけなのだが。

 どうも俺達は思った場所に行けない能力のようなものを持っているらしい。
 そういえばルッカがゲートなんとかで空間のねじれを安定させるだか言ってたな。
 あれを持ってないからいけないのか?

 というかさっきから何やら騒がしい。
 って、ここ戦場じゃないか! あちこちでどこかの兵士と魔物が戦っている。

「と、とんでもないところに出てしまった!」
「ビックス殿ぉ~、どうするんですか!」

 どうするもこうするも、戦うしかない!

 魔法を覚えて調子に乗っていたウェッジだが、
 あいつのポイズンは全く敵に効いてはいなかった。
 そりゃ戦ってる相手、アンデッド系の見た目してるからな……。

 戦いながら辺り一帯の地形と事情を把握してみたが、
 どうやらここはどこかの大橋の上で、戦っているのはガルディア軍と魔王軍らしい。
 この世界で戦争があったのは中世でのこと。つまりここは400年前のガルディア王国。
 カエルと一緒にヤクラを倒した時と同じ世界だ。

「えーい! なんだあの2人は! 他の兵士より強くないか?!」

 魔王軍の指揮官っぽい魔族が声を荒げる。
 あいつさえ倒せばこの戦いも収まるはず。

「よし、ウェッジ。突っ切るぞ!」

 迫りくるガイコツ兵をなぎ倒しながら橋の向こう側まで突っ走る。
 ウェッジは役に立たないが、スペッキオからもらったこの武器はすごい。
 フィガロの機械武器のように手軽に攻撃を行えるのだ。
 しかも発射されるのは魔道アーマーの兵装と同じもの。
 そう、ファイアビームなんかをどこでも素早く撃ち出せる。こりゃ強い。

「くう~、なかなかやるな」

 指揮官っぽい緑色の魔族が悔しそうに地団駄を踏む。
 なんかあいつ見かけのわりに大して強くないみたいだ。
 途中であいつも攻撃に参加してきたけど、使ってくるのは弱いサンダーだけだったし。

最終更新:2014年11月11日 21:42