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恐らくここが最深部だろう。
広間のような部屋の中心で、何かを話している2人がいる。
いま喋ってる方は多分魔王の方だろう。
「いつかのカエルか……。
どうだ、その後の人生は?」
ん、カエル?
「感謝しているぜ。こんな姿だからこそ……、手に入れた物もある!」
そう言うと勇者は持っていた剣を振りかざした。
と、同時にその姿が露となる。カエルだった。
勇者はカエルだった。
「なんてこった」
この世界の命運は一匹のカエルによって左右されてしまっていたのだ。
なんとも情けない話である。
「ほう……。貴様がグランドリオンを……」
魔王も魔王でもう少し反応してやれよ。カエルだぞ、カ・エ・ル!
ああでも魔族って変な見た目の奴多いしそんなことでは驚かないのかも。
「だが今度は他の者達が、足手まといにならねばいいがな」
「他の者?」
魔王の言葉に疑問を感じたんだろう。カエルが振り返る(ダジャレではない)。
そして俺達に気付く。
「び、ビックス! あと……もう1人!」
「え、僕の扱い酷くない?」
「いや妥当だと思うぞ。お前ヤクラ戦で何もしてなかったし」
最終更新:2014年11月11日 22:09