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どうやら原始人の仲間がここへ乗り込んできたらしい。
いま牢屋の外で戦っているのは数人の原始人。
やはり原始人らしく、野性味溢れる戦いを繰り広げているのだが
その中でも時折目を惹かれる戦いを見せる女がいた。
……決していやらしい目で見ていたわけではないからな。
確かに露出は多いけども。
「ウ~~~~~!!! ガァッ!!」
女だというのにまるで獣のように恐竜人へ飛び掛り、
そしてその喉笛を噛み切って相手を絶命させる。
なんとも惨い。しかしなんという身のこなし。
その場にいたほとんどの恐竜人をその女は1人で倒してしまい、
そして力尽くで牢屋をこじ開けてしまった。さ、流石原始人……。
「みんな! 助けにきた!」
原始人の女が高らかに声を上げると
捕まっていた者達が全員外へと飛び出していく。
女はすぐに逃げ出さない俺達を疑問に思ったのか、牢屋の中へ入りこちらへ近づいてくる。
というか匂いを嗅がれている。そういやしばらく風呂に入ってないな。
「そんなに嗅がれたら照れるなぁ~」
ウェッジはいつでものん気そうでたまに羨ましくなる。
「お前ら、なんだ? エイラ、知らない」
どうやら彼女はエイラというらしい。
「恐竜人か?」
「いや! 違う!」
勘違いされて襲われたらたまったもんじゃない!
さっきの恐竜人みたいに噛み引き裂かれて殺されるのだけは勘弁だ。
俺は自分の家のベッドの上か戦場で死にたい。
「お前達、どっから来た?」
えーと、なんて言えばいいのかな。未来、って言っても通じなさそうだし。
「ずーっと、ずーっと、ずーっと先の明日から来たんですよ」
「そ、そうだ。明日の、明日の、明日の……ずーっと明日から」
沈黙。
まずい……殺される?
最終更新:2014年11月13日 21:16