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「ちょっと! だからクロノは誘拐なんてしないって言ってるでしょ!」
「ルッカの言うとおりよッ! クロノは私を助けてくれたのッ!」

 裁判所を出てみたらすぐに見つかった。
 ルッカとマールが王国の衛兵相手に喧嘩している。

「で、ですから有罪かどうか決める為に裁判を行っているわけで……」
「そんなの関係ナ~イッ! 王女本人が無罪だって言ってるの!」

 うーむ、マールはリーネ王女と違ってかなりおてんばみたいだな。
 おおっといけないいけない。そんなことを考えてる場合じゃなかった。

「マールッカ!」

 いけね、混ざった。

「あ! ビックスウェッジ! 無事だったのね! それにエイラも!
 って今はそんな場合じゃないわ! クロノの奴が大変なの!」

 ああそれは知っている。とりあえずお互い、手短に情報を共有する。

「ここは通してもらえなさそうね。なら私に考えがあるわ!」
「なんだ?」
「ついてきて!」

 マールが走り出す。

「あっちは宝物庫のはずだけど……。マールったら何をするつもり?」

 分からないがとりあえずついていこう。

最終更新:2014年11月13日 21:29