60ページ目
「ええと……ドラゴン戦車!? 私、こんなの知らないよ!?」
なに、戦車だと?
この国は戦争でも始めるつもりだったのか?
「いや、そもそも戦争する相手がいないから。
とにかくこの人を叩き起こして事情を説明してもらいましょう」
そう言ってルッカはエアガンのグリップで衛兵の頭を小突く。
うげ、角のところが当たってる……。ありゃ痛いぞ。
「いたっ!? な、なんだ貴様ら!」
「これ! どういうこと!? なんで貴方がこんな書類を持ってるの!?」
「げっ、マールディア様……。ええと……それはですね」
しどろもどろな手振りを見せる衛兵。言い訳にすらなっていない。
怪しすぎる。
「ええい、こうなりゃヤケだ! あの方には悪いがお前らはここで始末する!」
「えっ? きゃああーーっ!!」
どう言い訳するか待っていたら、なんと衛兵はヘビの魔物になってしまった!
どうなってるんだこの国は!
「ウケケケ、俺達は400年前にお前らに屈辱を受けた一族の子孫!
今こそあの方の悲願を果たす時! 死ねーっ!!」
と、勢いよく噛み付こうとしてきたヘビの魔物だが、
マールがボウガンで引っ叩いたらその一撃で伸びてしまった。
なんか……威勢のわりに弱すぎないか?
「どうやら裏で大変なことになってるみたいね」
最終更新:2014年11月13日 21:33