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ヴァリガルマンダは喉に刺さった夢幻を引き抜き、器用に背に手を回して俺へ渡す。
『魔石の効果も直に切れる。さあ、いくがよい』
色々と過程はアレだったがとにかく強力な武器が手に入った。これならいける!
「うおおおおおおおおおおおッ!!」
意を決して飛び降りる。同時にヴァリガルマンダの姿が消える。
お、思ってたより高さあるぞこれ!
真下に落ちてコアを貫くつもりがどんどん横に逸れていく!
勢いでなんとかなる気がしてたが最初から無理があった!
ここまで膳立てしておいて何もないところに着地――というのはいかん!
しかし空中で身動きが取れるはずもない。
さ、最後の戦いだっていうのにこんなマヌケな幕引きで終わってしまうのか……!
「あああああああぁぁぁぁぁ…………!!」
さあいよいよ地面、というところで。
風が吹く。
…………風?
最終更新:2014年11月13日 22:33