97ページ目
しかし……これどうやって帰ればいいんだ?
このまま異空間の崩壊に飲み込まれて死ぬなんてことは御免こうむりたい。
『どうやら全て終わったようだな……』
ヴァリガルマンダの声だ。おーい、俺ら戻れるのか?
『ギリギリだがまだ間に合う。準備はいいな?』
いいけど……クロノはどうする?
このままここに置いていくなんてことはできない。
『心配するな。あの少年はお前達とは別に送り返してやる』
そうか。なら何も心配はないな。
これでこの世界ともおさらば、か……。
名残惜しいが仕方ない。
元の世界は崩壊し、帝国もなくなってしまったそうだが俺の帰る場所は向こうだ。
『ではゲートを発生させるぞ。いいな?』
「ああ」
目の前に最後のゲートが現れる。
「帰ろう、ウェッジ。俺達の世界へ」
「ええ~~~」
ええ~って、お前。
「だって元の世界に帰っても帝国も何も全部なくなっちゃってるんですよ。
セリス将軍達がケフカを倒してもそれらが元に戻るわけでもないし」
それはそうだが元の世界に未練とかないのか。
「ぶっちゃけこっちの世界に未練たらたらですね。おいしいもの多いし、楽しいし」
お、お前……!
最終更新:2014年11月13日 22:36