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「あぁ、それについてはね。」
カップを揺らして中のコーヒーを混ぜながら管理人は質問に答える。

「これもおっそろしい事に、メアドは何度も変えているんだよ。なのに、メアドは確かに変えたはずなのに勢いが衰える事はなかったんだ」

「変えたのにも関わらず!?」
思わず鈴木は顔を少し近づける。
有り得ない。

迷惑メールから逃げる為の策の1つだと言うのにそれが効かないなんて意味が分からない。
本当に誰かに悪用されているビジョンしか思い浮かばなかった。

「むしろメアドを変えてるごとに悪用されてたんだと思うよ。じゃなければ、こんな事にはならないよ」

「それじゃあ、犯人はポケガイの住民というより被害者のリア友の可能性の方が高いんじゃないですか?」
鈴木からしてみれば、ポケガイで自分のメアドはそうそう載せるものじゃない。しいて言えば捨てアドくらいだろうが、何度も変えてるのが前提だったらその可能性はなくなる。

だとしたら犯人はポケガイじゃなく、別の世界に・・・・・・?

「あっ、でも、だとしたらポケガイで広まってる都市伝説と例の画像の説明がつかない・・・・・・!!」

鈴木は聞いた直後に気づいたのか、1人事のような仕草を見せる。

謎を暴こうとすればするほど別の謎に辺り、それらが絡まっていく。もう、彼らには訳の分からない領域だ。

「リアでの可能性は否定できないな。正直僕はこれを管理している側だから、あまりリアでの事情は聞かないから分からないけど。でも、それでも警察は被害者の高校で色々と聴いて回ってるよ。もし仮に犯人がこっちの人だったら、いずれ分かるんじゃない?」

管理人の口調が穏やかに戻りつつあった。
どうやらそういう結末であってほしいのだろう。

でも、ポケガイで写真等が出回っている以上、こっちにも魔の手が迫っているのは間違いないことだ。

だが、
「僕としては自演であってほしいな」
「自演ですか・・・・・・?」
カップをテーブルに置いて、管理人は希望を述べ始めた。

「うん。写真も都市伝説も、全部被害者が広めてても可能性としては0じゃないだろう?」



物語はここで終わっている・・・

最終更新:2014年11月19日 23:23