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女子学生「イケメン先輩、ここで事故ったんだよね」
女子学生2「そうそう」
女子学生3「なんか信号が青なのにトラックが来たらしいよ」
女子学生2「えっ、それマジ!?」
女子学生「うわー…ここ通るのやめない?」
女子学生2「ここ渡らなくても着くしね」
赤信号「…」
横断歩道「……ケッ」
幸いにも青年は骨折だけで済んだが、一貫して信号は青だったと証言する
しかし車載カメラでは車両側の信号は青だった事が記録されており、青年の信号無視という事で片付いた。
黄信号「……でも。」
青年は正直者の優等生という事で通っており、
青年の通う学校の生徒は皆、青年の主張を信じきっていた。
学校だけにはとどまらず、青年の事を知る近所の人間、そしてその知り合い……と噂は広がっていき
事故から一週間にも関わらず、赤信号のいる横断歩道の利用者は激減していた。
横断歩道「ふざけた話だよな…」
黄信号「こっちの車両側も利用者が減ってるの。」
黄信号「…こういう暇は嬉しくないの。」
横断歩道「励ましてやろうにも、かける言葉が見つからねえしなぁ…」
黄信号「わたしは励ましたの。ううん、現在進行形で励ましてるの。」
横断歩道「そりゃ、俺だって声はかけてやってるけどよぉ……」
青信号「あ、赤ちゃん…」
青信号「わたし、点滅始めてるから…」
赤信号「はい、ですの…」
赤信号(……)
赤信号(私の…私のせいではありませんわ)
赤信号(でも……私が安全を守ってあげられなかったのは確かですの……)
赤信号(事故を発生させておいて、赤信号など名乗れるのでしょうか…)
赤信号(私がこの役目を引き受けるのは、早かったのではないでしょうか…)
赤信号(私はこんなにも弱いではありませんか…)
最終更新:2016年02月25日 20:34