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横断歩道「ったく、最悪の一日だったな、オイ」
黄信号「仕方ないの。何を信じようと自由なの」
黄信号「あの人たちが味方を信じるのは当然なの」
黄信号「……でも確かに最悪だったの。」
横断歩道「もう夜だしなぁ、そうそう人も来ねえだろ、今日一日お疲れさん」
黄信号「まだ気が早いの……」
横断歩道「だって人なんてもう……」
黄信号「来てるの」
横断歩道「なっ、マジか?」
横断歩道「!!」
黄信号「あれは……」
それは松葉杖をついた青年だった。
青年「……チッ!」
青年は松葉杖を振り上げる。
ガン! という、信号機に杖をぶつけた音が響いた。
青信号「きゃっ!」
ガン! ガン! ガン! と、連続で。
赤信号「あ、ああ…ううっ……」
横断歩道「あ、あの野郎……!!」
黄信号「……最低、なの。」
青年「このクソ信号のせいだ……このゴミのせいで大会に出られなくなったんだ……!!」
ガン! ガン! ガン! ガン!
その衝撃は、信号機の内部にまで影響を与えていた。
青年「俺が積み重ねてきたもん全部……こいつのせいだ!!!!」
赤信号「か、は、ああ……」
青信号「いたいよ…いたいよ…」
横断歩道「やめろ、クソ野郎!それ以上やったらただじゃおかねえぞ!!」
青年「…おらぁっ!」
青年は信号機に向かって杖を投げつける。
ガン!
横断歩道「あ……」
青年「……ざまあみろ」
横断歩道「ち、ちくしょう…」
黄信号「そんな…ひどいの…」
青信号「あ、赤ちゃん! 赤ちゃん!」
赤信号「」
赤だったはずの信号は、完全に光を失っていた。
最終更新:2016年02月25日 20:36