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そして二週間が過ぎた頃


青信号「みんな、久しぶり! 本当にありがとうね!」

赤信号「心配させて申し訳ありませんの」

黄信号「うん、おかえり」

横断歩道「俺は何もしてねえけどな……まあ、おかえり。嬉しいぜ」

園児「おかえりー!!」



おっさん「掛け合ったかいがありましたねぇ」

おっさん2「はははっ、そうだなぁ」



赤信号(私は、幸せな信号ですの……)

赤信号(仲間に、利用者に、周りの人に恵まれて……)

赤信号(こんな気持ちは赴任して以来ですわ)

赤信号(…もっと、もっと頑張りましょう)

赤信号(例え私の信号が、どんなに無視されようと)

赤信号(この街で、やりきって、寿命を迎える事が出来るように……)




この事は新聞やニュースなどでもわずかながら取り上げられて話題となった。

話題が話題を呼び、この一帯の地域は「あたたかい町作り」を計画。

少しずつ増えてくる住民に合わせて、町も良い方向に発展していった。

最も尽力したのは、右足に障害を抱えた一人の男性だったという。


それから数十年後。




信号は全て新しい物に変わっていたが、かつて話題を呼んだその信号は今でも駅前に飾られている。



光る事はなくなったが、信号は行き交う人々をいつも見守っている。



最終更新:2016年02月25日 20:43