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「さっきの2人もアンタもアタシのことを豚豚五月蝿いのよ!いいわ!そんなに美人が好きなら存分に見せてやるわよ!」

そう言うと豚仮面を赤い霊圧が覆う。

「へえ。変身も出来るのか。随分可愛くなったじゃねえか。でも可愛くなったからって俺は情なんて持たないし容赦しないぜ。」

水素の前に姿を現したのは、銀髪ロングで騎士の剣を携えた美少女だった。

「アタシの刀剣解放は喰虚(グロトネリア)。喰った相手の命と能力を取り込むことが出来る。こうして取り込んだ奴の姿にもなれるのよ!確かこいつはガルガイド王国のレイン・ヴァントニルとかいう女騎士だったわね。」

「じゃあお前を殺さないとその美少女の供養は出来ねえなあ!」

跳躍は出来ても飛行は出来ない水素は一度地に着地して豚仮面…ではなく銀髪の美少女騎士に再び跳び上がる。

「極大魔法 ホーリー・サンクチュアリ!」

銀髪美少女の持つ剣から聖なる光が発せられ、光は広がり結界となった。

「このフィールド全体が私を強化する結界よ!受けてみなさい!セイント・クロス・エンフォース!」

美少女の剣から放たれた眩い光の斬撃が十字の形になって水素に張り付く。

「神の聖なる裁きを受けなさい!」

十字架に張り付けられた水素を無数の光の十字剣が取り囲む。

「アンタに判決を下すわ!判決は…死刑よ!」

無数の光の十字剣が水素に襲い掛かる。無数の十字剣が大きな光に破裂する。

最終更新:2016年10月12日 00:46