5ページ目

モルモット一匹を家に残し2人は埼玉までやってきた。
平行「入間向陽高校にいくにはバスがいいなかなー、それとも…」
平行が独り言を呟きながらスマホでルート検索をする
水素がそれを眺めていたところ後ろからカタコトな日本語で声をかけられた
「おい、キミたち」
水素「ん?俺らのこと?」
振り返ると金髪の多分アメリカ人がいた。
「ああ、そう。悪いけど家から付けさせてもらった」
その言葉で平行のスマホを弄る手が止まる。
アメリカ人は水素が手に持つ鞄を指さし言葉を続けた。
「その鞄、見せてくれないか?」
水素「すまんが交通手段がわからないだけで割と急いでるんだ。道を教える言葉にしか耳を貸せない状態なんだよね」
ウソを言った訳ではないが、とっさに話をそらす

「なら」
そういって電光石火の如くアメリカ人は鞄を奪い中を開けた。
「もし人違いだったら困るから奪っても逃げなかったけど、どうやらウイルスは君た…グフォァッ」
水素がアメリカ人の顔面を思いっきり殴り、アメリカ人の手から離れた鞄を平行がキャッチし、鞄を閉めた。
そのまま2人は通行人の視線を浴びながら全速力で走って逃げ去った。


「糞が!こちら現在埼玉のフロントフォース、ウイルスを発見した。だが逃げられた。コテ平行四辺形だ!」

上半身を起こして先行隊として出ていたアメリカ人の兵は無線で連絡をした


平行四辺形が犯人=ちょくえが怪しいという上の人の偏見で入間向陽高校にちょくえの回収と称して軍が投入される。
また、平行と水素もとりあえず入間向陽高校へ向かっていた
すると埼玉中に防災無線を使って警告が鳴り響いた

「みなさん急いで室内へ避難してください。既に室内にいる人は外出しないで下さい。北朝鮮の軍用ウイルスが埼玉県内にあります」

水素「マズいな。学校までは後何キロって出てる?」
歩きながら平行に問いかける。周りにいる通行人は突然の警告に混乱した様子だ
平行「約2キロって出てる」
水素「…、走るか。避難指示が出たんだから学校に向かって走ってもなんら不自然じゃない」
平行「そのロケットランチャー入ったどでかい楽器のケースは除いてな」
アサルトライフルの入ったラケットケースをしょった平行は、そう言ってから走り出した。
水素はその後ろに続いた。

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2014年01月25日 14:44