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3-2にて
「何が…起き…!?」
偶然生き残った生徒に視界に入ってきたものは人肌の肌色、制服の黒、そして赤だった。
「なんで…こんな、」
その生徒の視界に今度は銃の黒が入ってきた
「くそ、」
一番近くにあった多分サブマシンガンは明らかに壊れていた。
その近くに軍服の黒を身にまとったものが落ちていて、その腰にハンドガンがあった。
生徒はそれを取って立ち上がった。
兵「大丈夫か!?」
爆風に巻き込まれていない兵がかなり慌てた様子で入ってきた。
混乱していた生徒はとっさに銃を兵に向け引き金を引いた
「いいよ、なら受けて立つよ」
爆風ではなく9パラに倒れた兵を一瞥して生徒は呟いた
予定せず水素、平行とちょくえが合流したので、平行がちょくえに自分たちがウイルスを持っていることを話し、3人で学校外へ逃げることに。
水素「で?逃げるってどこに?外出すんな警告出てただろ」
走りながら2人に問いかける
ちょくえ「あまり遠くへは行かない。学校から離れたところを探してくるだろうからそれを読む」
平行「読みのこと運ゲーとか言ってたのに変わったな」
ちょくえ「あ?なんだ顎」
ちょくえと平行はいがみ合ったままである。
学校にほど近い裏路地に着いたところでちょくえが無線で連絡をとる
ちょくえ「小銭、軍は今ヘリだしてるか?」
小銭「あー丁度今風俗の真上通ったわー。数は1。舐めてかかってんな。余裕で報道のヘリのが多いわ。埼玉に入れないけど」
無線の相手は小銭だった。
ちょくえは不測の事態に備えてオペレーターを準備していたのだ
生徒「ここにいたのか」
突然3人のいる裏路地に大声が響き渡った。
その刹那、次に銃声が響き渡る
ちょくえ「フンッ」
鼻で笑ったちょくえはマトリックスさながらの動きで銃弾数発を避けてかわした。
水素「危ねぇっ!!」
流れ弾が水素へ襲うも、水素もマトリックスさながらの動きでよける
ちょくえ「すまん」
水素「すまんじゃ済まねぇよw!お前俺殺すつもりだっただろw!」
ちょくえ「語尾に草生やすなよ。あーもう、わかったわ。一緒に行動すんのがあれなんだわ。元通りお前ら2人で逃げてろ」
水素とちょくえが銃声に引けをとらない大きさの声で言い合う。
その直後再び銃声が響く
生徒「消えるならさっさと失せて、私は佐藤に用があるの。人殺しの佐藤にな」
怒りの混じった威圧感のある声を上げる
ちょくえ「だとよ。さっさと逃げな」
それに反してちょくえの声は生徒の声と比べるとひたすら軽い
最終更新:2014年01月25日 14:46