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裏路地にて
ちょくえ「ほら、2人はどっかいった。要件言ってみぃ」
生徒「要件ね、要件はお前に死んでもらうことだよ」
ちょくえ「ああ、そう」
夏休みの時、学校という単語に対して感じた気だるさが再び感じられた。
ちょくえ「悪いが無理だ」
そう言った途端銃声が再び響いた

ちょくえ「さっきの俺の動き忘れてんのか?」
初撃をジャンプでかわし隣の建物の壁に張り付き、銃弾がくるたびポール、電柱へと飛び移り更に電柱から飛び、生徒の目の前に屈んで着地する
ちょくえ「な?」
ちょくえは屈んだ状態のまま掌打を生徒に浴びせる
生徒「うぐっ」
低空に吹っ飛び背中から着地をする。
生徒はすぐさまハンドガンのサイトをちょくえに合わせて引き金を引くが、引き金を引くカチッカチッという音しかならない
ちょくえ「そのM92が何発弾倉なのか、自分は何発撃ったのかは確認しとくべきだ。まぁ素人にはいきなりすぎるとは思うがな
それに、そんなに連射して腕、痛くないか?」
熱くなりすぎて気付かなかったが、ちょくえにそう言われて生徒の腕に痛みがジワジワと走り始めた。
ちょくえ「ん?」
明らかにヘリコプターの音が近づいてきた。
ちょくえ「小銭、近くにヘリいるか?」
小銭「近いというより近づいてる。隠れた方がいい」
ちょくえ「ちっ、結局読み外れてんじゃねぇかよ。やっぱ読みは運ゲーだわ」

ちょくえと小銭が通信してる最中に生徒はハンドガンをリロードし、ちょくえに再び銃口を向けた
ちょくえ「おいおいちょ待て、予備弾倉まで持ってきてんのかよ。んなことよりアメリカ軍のヘリが近づいてるんだ。ドンパチやってる場合じゃねぇよ」

ケビン「佐藤光聖を発見しました」
隊長「狙える距離か?」
ケビン「はい」
隊長「じゃあ撃て」

ちょくえ「まず立て。そんなんじゃ逃げれね…」
パリーンっと隣の窓ガラスが割れる
ちょくえ「危ねっ、あーつかもうバレてんぞ!ヘリだ!」
ちょくえは建物と建物の隙間に隠れる。
生徒は指示通り立ったが、指示なく逃走した。
ちょくえ「お前ふざけんなよおい!」
ちょくえの叫ぶ声よりも大きなアスファルトの砕ける音が何度も響く
ちょくえ「糞が、ラチあかねぇ」
隙間から右半身を出し学校で奪ったハンドガンでヘリのガトリングの砲門へ向け狙いを定め引き金を引く。
その瞬間、ガトリングの砲門を通った9パラが弾倉でガトリングの弾薬の誘爆を引き起こし、さらにヘリのミサイルをも誘爆させる。
ミサイルの爆発でヘリは大破。

ちょくえ「すげぇwwウイルスで目も良くなってるわw」

ちょくえは1人、裏路地で笑っていた

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最終更新:2014年01月25日 14:49