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ブラックシティ北西・・・。
「・・・記憶を消すだと?」
D.Dの研究長と名乗る、湯狩が口にした言葉をオウム返しした。
「そうですとも。貴方方侵入者は捕まったら最後、記憶を消されると同時に持っているポケモンを全て奪われる運命なのです」
確かに記憶を消されればポケモンを奪われても、悲しみや憎しみは沸かない。
まさに一人と一匹の間の運命を完全に断ち切られる。
しかし・・・・これは第三者から見ればあまりにも残酷すぎる。
これがD.Dの遣り方・・・!
「さて、それはさておき、今からバトルを始めましょう」
突然湯狩が提案する。
「私が勝てば貴方とお嬢さんの記憶とポケモンは私の手に、貴方が勝てば貴方もお嬢さんも見逃してあげます。
どうです、この方が貴方にとっても私にとっても手っ取り早いと思いません?」
「・・・なるほどね。そりゃ手っ取り早いな。良いだろう、受けて立つ!」
「ホホホ、そうこなくては。これで試作人工ポケモンのテストが出来る・・・」
湯狩のだて眼鏡が光る。
「必ずや勝って見せる、このバトル。俺と美音ちゃんの運命がかかってるんだから・・・! 頼んだぞ、エアームド」
「キキキィィィィィ!」
そばにいるエアームドに声をかけると、元気良く返事をした。
「宜しくお願いしますよ、ポリゴンZ」
「ターゲットホソク。セントウジュンビ」
ポリゴンZと呼ばれたポケモンは初めからモンスターボールの外に出ていた。
つまり、先程俺達を襲ったのはこいつだろう。
遠距離戦の不得意なエアームドにとって、こいつは厄介な相手そうだった。
最終更新:2014年02月27日 20:09