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セリ「似たように燃費の悪いのは他にもいるにはいるわ」
セリ「例えばユキメノコ。元々こおりタイプだったのにゴーストタイプが突然加わって、対応し切れなかったのね」

セリ「ユキメノコも大分人間の助けを必要とする種らしいわ」
セリ「……シンオウ地方の学者が『ユキメノコは人間と触れ合うためにそういう進化を遂げた』っていう説を提唱してるくらいに」

セリ「……ムウマージに話を戻すわね」
セリ「仮にムウマちゃんを迎え入れるとします。私の手元にはやみのいし」

セリ「ムウマージに関する資料はついさっき大体読んだわ。姿も分かってる。可愛い」
セリ「はっきり言って、仲間に引き入れられるのならすぐにでも引き入れたいから、きっとやみのいしはすぐに使っちゃうわね」

セリ「……ここで問題。ムウマージがうちにいたら、食費はどうなるでしょう?」
セリ「答えは簡単でしょ?」

サーナイト「……それで、ヤミカラスなんですか?」

セリ「別にそういうわけじゃないわ」
セリ「食費はあくまで検討に入れる理由の一つ」

セリ「ドンカラスの論文読んだけど、元々野生だった個体は多くの場合野生のヤミカラスを使役できるらしいわ」
セリ「つまり、その気になれば食費の心配なんていらないわけ。まぁ里親募集で探すのが前提だから期待はしてないけど」

セリ「……あら、もうこんな時間」
セリ「サナ、お夕飯にしましょ」

サーナイト「はーい」

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最終更新:2014年03月02日 14:27