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サーナイト「それにしてもマスター」
セリ「何?」
サーナイト「人間って強いんですね」
セリ「何で。かなり脆い生き物だと思うけど?」
サーナイト「だって、あんな目に遭って、それで食べるものにも困ってるのに……」
サーナイト「……少ない食べ物を、みんなで分け合ってましたよ」
セリ「……そうね」
セリ「ちゃんと列を守るのにも感心したわ」
サーナイト「……人間って、強いんですね」
セリ「……そうね」
レンジャー♀「ちーす、セリちゃんお疲れー」
セリ「あ、うん」
レンジャー♀「いやー、今日は大変だったね」
レンジャー♀「何でこんなことしなきゃならないんだろうね、私ら」
セリ「……どういう意味?」
レンジャー♀「そのまんまの意味よ」
レンジャー♀「だってこんなのレンジャーの仕事じゃないじゃん?」
セリ「……昼間、サーナイトにも同じことを言われたわ」
セリ「……他言は無用、だけど……」
レンジャー♀「うんうん」
セリ「あんたさぁ、ロケット団、って知ってるよね?」
レンジャー♀「うん勿論」
レンジャー♀「協会の指定組織でしょ? それがどうかしたの?」
セリ「……実はね、ポケモンレンジャーの一部のお偉いさんがロケット団主導のポケモン密輸に一枚噛んでたのよ」
レンジャー♀「え、マジ?」
セリ「……さては新聞を隅々まで読んでないな?」
レンジャー♀「読むわけないじゃん、メンドイし」
最終更新:2014年03月02日 14:40