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 鉄をも溶かす炎が迫り来る。
 回避する余裕はない。コラッタは迎え撃つ。

「1000度の炎も所詮は炎! 消え去れ!」

 大きく一薙ぎ。コラッタのしっぽが炎の下で空を切った。
 その勢いは文字通り空気を切る。

 しっぽが通過した空間は真空となり炎は歪み、吸い込まれていく。

 炎という鎧を失ったアチャモに逃げ場はなかった。
 空中ではあの超スピードも出すことは出来ない。

 地面を踏みしめ、コラッタはもう一度しっぽをふった。

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最終更新:2014年03月11日 23:42