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ゴォーという飛行機が飛んでいる時に鳴る、最早誰もが慣れている音に彼は今日だけ怯えていた。

そして、見たのだ。
窓から、音を響かせながら数kmの地点で怪しい動きを見せる米軍の戦闘機を。
その一瞬だけ、戦闘機が紙飛行機に見えた。
紙飛行機が、落ちる寸前に見せるあの動きにそっくりだったからだ。
いつの間にか恐怖が消え、しばらくそれに見入っていた。
しかし、ドーンという普通じゃ聴かない程の音を聴いた直後に現実に戻された。
墜落したのだ。
「予言は・・本当になったなんて・・・」
そんなことを思ったときは遅かった。
何より戦闘機は爆弾を積んでいる。
墜落地が爆心地と化し、一瞬にして命の危機となる!

それを見た他の人たちは駅に着いた途端、パニックに陥ったのか叫びながら走り回る。
彼も動こうとしたその時。
彼は駅もろとも爆発に飲み込まれた。
言葉を発する間もなく。

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最終更新:2014年03月13日 18:14