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落書。



ふと書いたやつ。簡単に言えばKkd(Kato kaj drako)の関連っぽくなるんですがね。停止した未来世界のIFとお考え下さい。




「--総合するとやはり、近い内に起こってしまうのは避けられないようです」
「……そうか、下がってくれカルラト。……一人で考えたい」

玉座のような部屋で、一人残されたトロピウスが深々と溜息を付いた。

「此処まで積み上げてきたものが……容易く崩されるというのか……」

そう、積み上げてきた。
彼らがあちらへ向かってしまった後、エスパータイプ、ゴーストタイプ、ひいては神々にまで協力を仰ぎ、一時は生命の流れさえ止まりかけたこの星-この世界-を必死に立て直したのだ。

神々や有志達の力を全て合わせても足りなければ、利用できるものは全て利用した。たとえそれが憎むべき敵の力の残滓であったとしても、既に亡き神の力の残滓であったとしても、それでも足りなければ、自らの命を削る覚悟で。

カルラト、オルレイン、ルギア、ホウオウ、ディアルガ、ミュウ、レックウザ、さらには「あちら」のディアルガ、パルキア、セレビィ、ダークライ、そしてテンブとギラティナの力の残滓。名も無い有志の大群とこれだけの強大な者達の力を借りることによって、ようやく世界は安定した。
安定した不安定な状態から、不安定な安定した状態へと、安定した。

それから、紆余曲折-と言うには余りにも複雑すぎるのだが-を経て、漸く現在に至る。

予想していなかった訳ではない、覚悟をしていなかった訳ではない、だがしかし--


祈ることしかできなかったのだ。
災厄の種が、芽を出さないことを。
芽が出てしまえば、取り返しが付かないことになりかねない……なってしまうから。
世界に深く根ざした種は、取り除くことはできないから。



繁栄の花の隣で、芽を出してしまった災厄。
摘もうが焼こうが刈ろうが、どうしようもない事は既に分かり切っている。
だがしかし……だからこそ、諦める訳にはいかない。



--世界の全てを預けられた、王として。



「……朕、マキベラより聞こえている者全員に告ぐッ!! 朕等は如何なる災厄にも屈しはしないッッ!! 此処に宣言し、命ずるッ!! 目の前の真実から目を背けたとしても、逃げはしないとッ!!」







--その身に血を宿した人形達の、一度きりの人形劇が開幕した。
最終更新:2007年12月01日 00:22